10倍の鍵 3本目
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「楽しくなってきたわね」
「そりゃよかったわ」
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「「はいどうも~。おてんとです。よろしくお願いします~」」
「ここでお葉書を一通。ラジオネームは」
「いつからラジオ放送されてんねん」
「『恋するうさぎちゃん』」
「おい、まさか...」
「なぜ人を好きになるとこんなにも苦しいのでしょう」
「やりおった!!」
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「ポルノグラフィティ 『ミュージックアワー』 2001年ね」
「四半世紀も経過しとるやんか」
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「恋の苦しみは自分を成長させたり、行動を起こす原動力となるものよ。
なぜ苦しむか悩むより、思い切って一歩を踏み出すことがおススメね」
「ネタにマジレス!」
「実際は結婚後に比べたら、恋の苦しみなんて小さなものよ」
「思春期は悩ませたれや」
「父イザナキ達のように、愛ゆえの苦しみも乗り越えて欲しいわね」
「再視聴を促すな!!」
「というわけで、お葉書コーナーを始めるわ
架空のラジオネームと架空のお悩み相談で大喜利しましょう。
コメントを盛り上げてね」
「新たな拡散要素!!!」
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「漫才の『つかみ』って難しいわよね」
「ラジオの流れで思い付いたのニャ」
「この世界観の高天原は何でもありだもの」
「前説でヤハウェちゃん登場させとるしな」
「お葉書コーナーは継続中よ」
「お待ちしているのニャ」
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「さぁ、今回は私天照ちゃんの誕生秘話よ!
と言っても口直し回ですからね、内容はあっさりよ」
「前回が濃厚に過ぎて、まだ胸やけ気味や...」
「お茶漬けのようにサラッと進めましょう」
「それ信用してええんか?」
「簡単に信用すると、痛い目を見るかもね?」
「修行パートやめろ!」
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「あっさりだったでしょう?」
「富士鷹ジュビロが『あっさり』なわけないやろ」
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「生還した父イザナキは黄泉の国の穢れを落とすため、近くの泉で禊を行うわ」
「ここで風呂キャンセルはないわ」
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「ちょうど風呂キャンセル界隈という歌が流行してたのだけど」
「どないしたんや」
「風呂キャンセル文化には一言あるのよ」
「急にマジなトーンやん」
「『入る』『入らない』の選択に時間を費やすのが微妙に非効率と言うか」
「そんな大げさに考えることか?」
「意外に『選ぶ』行動は脳にとって重労働なのよ」
「そうなん?」
「『服を選ぶ思考コストが無駄』と省いたスティーブ・ジョブズの例とか」
「極端すぎるやろ」
「迷いを無くすために選択肢ごと消すのも技術なのよね」
「結局、何が言いたいねん」
「リフレッシュできるんだから、風呂は入れ」
「わしを猫に変えておいて言う事ちゃうやろ」
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「その際に、私天照ちゃんが生まれるのよね」
「ホンマかいな。この時点ではメンタル不安定やろ?」
「子を産む頃はひよっこ、とあなたも納得してたでしょう」
「いや、親のメンタル不安定なら心配になるやんか」
「離婚直後のシンパパによるワンオペ育児となればねぇ」
「何かは起こるわなぁ」
「夫婦関係から、親子関係へと問題が変化するの」
「今度のジャンルは育児トラブルかいな」
「さて、禊を始めた父イザナキの心情を想像してみましょう」
『死ぬかと思った!怖かったなぁ...』
『我ながら迂闊だった...あぁ、国生みもまだ途中なのに』
『自分だけで、どうしたらいいんだろう』
「そら途方に暮れてしまうわなぁ」
「まず身を清めていると、落とした穢れから神が次々と生まれてくるの」
「神が生まれるの、突拍子なさすぎん?」
「カグツチが死んだ時も死体から神が生まれたもの」
「そんなん、そこいらじゅう神だらけになるやん」
「ともあれ、ここで生み出される神たちが妙に立派なのを見て気づくの」
『うわっ...自分の神格、高すぎ...?』
「転職か!!」
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「『うわっ、自分の年収、低すぎ...?』」
「昔にそんなネット広告があったんや」
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「今までにない素敵な神たちが生まれてきて、復活するイザナキ」
「イザナミ忘れとらん?」
「最後に右目、左目、鼻を洗うと『三貴子』が誕生」
「その一柱がアンタか。他の二柱は?」
「影の薄いツクヨミとクソニート愚弟スサノオね」
「どんな仲なん!!?」
「この三貴子が、強大な力を持っている事に父イザナキは大喜び!」
「悩みの種もパッと解決ってか?」
「自分すごい!ってテンションMAX!」
「このお調子者!」
「『天照は高天原を、ツクヨミは夜の世界を、スサノオは海原をしらせ』と命じるの」
「しらせって何なん?釜揚げシラス丼でも作るん?」
「みんなのために治めるのが“しらす”
私利私欲で支配するのが“うしはく”よ」
「最高統治者かいな、責任重大やん」
「明治時代に『これぞ理想の統治スタイル!』と感激されたわ」
「そんな統治者やりたい人は普通おらんで?」
「そうね、普通は、ね」
「なんや意味深に」
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「日本は普通じゃないのよね」
「天皇がおるからなぁ」
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「とにかく父イザナキは生まれた直後の三貴子を
それぞれ世界の統治者に任命したのよ」
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「なぜだか私が金髪なの」
「見逃さずに感想でツッコまれとったな」
「この作品は漫才だから隠しボケになるという運用思想よ」
「ラジオ画像で精密機械の上にコップ置いてあったのは完全に見過ごしてたやんか」
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「急に偉そうすぎるやろ!
勢いとノリで任せてるやん!」
「さらに『国生みの大仕事、完了!』と隠居するの」
「育児!育児は!?」
「ここで雑に埋められた種が、後で大爆発するわ」
「影の薄いツクヨミとクソニート愚弟スサノオが統治者やろ...
絶対にロクなことにならん...」
「ここで次回の古事記編第三回あらすじよ。ばばーん」
『やられたらやりかえす! 一方的すぎるあいつに正義の鉄槌!』
「ざまぁ系か。スカッとできるのが楽しいとこやんな」
「スカッとできるといいわねぇ」
「また手玉に取られるんか...?」
「今は、そんなとこやな!」
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「スプラトゥーン3のバンカラジオの定型文ね」
「あんたスプラの使用武器診断で何て診断されとった?」
「『嫌がらせの天才』」
「反応に困るわ」
「オバフロを視界外の敵に当てるの、かなり得意よ。」
「視界外から当てられたら違うゲームになるねん...」
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「前回の半分くらいやん
本当にあっさり終わるんか...?」
「今回は『失敗は成長の種』でまとめましょう」
「極意とか奥義とか言わんといてや?」
「古事記のテーマだと思ってくれれば、それでいいわ
ジョジョのテーマって『人間讃歌』でしょ?」
「それを常識だと思うな!」
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「少なくとも6部までは、ね」
「80巻分あるやろ」
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「古事記では重要な神ほど未熟に生まれ、失敗を経て育つの
だから推し活したくなるのよ」
「推し活に何の関連があるねん」
「『あいつは俺が育てた』」
「アイドル業界やん」
「別の例だと『狼なんて怖くない!』から富樫を薦めるような」
「全集を布教する厄介ファン!」
「未熟な時代も、腰痛に苦しむ様子も知っているファンは
『富樫仕事しろ』とは絶対に言わず、ただ応援してるわ」
「自分の要求を押し付けないんやな」
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レベルE(全3巻)
幽☆遊☆白書(全19巻)
てんで性悪キューピッド(全4巻)
「初連載の『てんで』の時点で片鱗を見せ始めているのよね」
「快癒して欲しいもんやなぁ」
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「『あの子がこんな立派に...』
も期待していてね!」
「その過程が悲惨なほど良い、とか言わんといてや?」
「『一生残る恐怖と絶望で、一生残る愛と勇気をね!』」
「一生残す気マンマンやん!」
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「富士鷹ジュビロね」
「コアすぎるんと違う?」
「まずは『からくりサーカス(全43巻)』を読んでから
『吠えろペン』の伝説コマを検索しましょう。
ついでにtogetterまとめで
藤田和日郎『俺はそんなこと言ってないぞ』
島本和彦『作品に滲み出ているんだよ』
という伝説的なやり取りまでがセットね」
「元ネタが既に3層展開やん」
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世界中の子供たちに愛と勇気をね!
与えてあげる前提で、
――まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよーん!
一生残る恐怖と衝撃で、
一生残る愛と勇気をね!!
「声に出して読みたい日本語よね」
「んなわけあるか」
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「この漫才が面白かったら、いいね・高評価・チャンネル登録・ブクマ・コメントをお願いね!」
「お題は『架空のRNとお悩み』やで。大喜利コメントよろしくな」
「「どうも、ありがとうございました~」」
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「サラッとね」
「元ネタを追うのに必要な漫画、合計巻数で200巻くらいあったやんか...」
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