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ヘリオス敗退

シロが2回戦に進出し次の試合が行われた

2試合目は順当に勝ち上がり、ワイバーンのバーン君が勝利を収めシロの準決勝の相手に決まった

そして3試合目、ヘリオスと勇者組の一人である小太りの男性が従えている従魔との試合が始まる



「それでは2回戦第3試合を行います。準備はよろしいですか?」


「お手柔らかにお願いしますぞハルカ殿」


「こちらこそ」



1回戦であのペガサスは空を飛べるというアドバンテージを活かして相手を翻弄、強力な蹴りで相手をノックアウトさせていた

だがこちらのヘリオスだって飛べるのでそのアドバンテージはなくなった

寧ろヘリオスの方が小回りが利くので有利かもしれない



「それでは第3試合……始め!」


「ピピィ!」



開始の合図と同時にヘリオスは初戦と同じように体に炎を纏わせてペガサスに突進していった

ここで相手も飛んで空中戦になるかと思ったが、相手は飛ぶことなくヘリオスの攻撃を躱した

躱された旋回して再びペガサスに攻撃を仕掛けるが、それも躱される

さっきから避けてばかりでまるで攻撃をする意思を見せてこない



「変だな。反撃してくる素振りも見せないなんて……」



疲労したところを見計らって反撃するつもりだろうか?

けどヘリオスの癒しの炎は疲労も回復することができる

一体どのような意図があるのか……ヘリオスが攻撃し続けているのを見ながら相手の事を観察する

すると相手が僅かずつではあるが、攻撃を避けながらステージの端に移動していることに気がついた


その事にまだ気がついていないヘリオスは構わず突進し続ける

教えてあげたいがそれをするとルール違反で失格になってしまう

どうにか自力で気づいてほしいと願うが、残念ながらそれは叶わなかった

相手をステージの端まで追い込むとヘリオスは今まで以上に力を込めて突進する

だが相手はその時を待っていたかのようにヘリオスを引きつけて、ギリギリのところで避け尻尾でヘリオスの事を地面へと叩き落とした

それによってヘリオスはステージの外へと出てしまった



「あー!猛攻撃を仕掛けていたヘリオス君!ベガ君に誘い出され場外となってしまいました!ベガ君の勝利です!」


「先程の試合で攻撃は無意味と分かりましたからね。こちらが消耗するだけならまともやり合わなければいいだけのこと。戦闘不能にすることだけが戦いではないですからね」



残念だがこれは相手の作戦勝ちだ

試合に負けてしまったヘリオスは落ち込んだ様子で戻ってきた



「残念だったねヘリオス。よく頑張ったよ」


「チュピィ……」



ヘリオスは2回戦負けとなりあとはシロに託すことに

その後勇者組の外国人と前回優勝のレグルスとの試合が行われたが、レグルスが終始圧倒する形で準決勝進出を決める

これでベスト4まで決まり、一旦昼休憩が挟まれることとなった

落ち込んでいるヘリオスに好きなものを好きなだけ食べさせてあげよう



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