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従魔大会開幕

従魔大会当日を迎え、私達は会場にやって来た

会場にはたくさんの人が来場し、従魔達の戦いを心待ちにしていた

大会に参加する私達は、用意された個室の控え室へとやってきてトーナメント表を確認した



「えーっと……シロは2試合目で初戦の相手がニール君だって。ヘリオスの相手はキャシーちゃん。5試合目だね」



シロとヘリオスはブロックが別れているので、当たるとしたら決勝戦となる

初戦で当たるような組み合わせじゃなくてよかった


ちなみにこのトーナメント表には参加する従魔の種族は書かれていない

事前に対策を練れないよう開会式直前までどんな相手がいるかは非公開になっているみたいだ

まぁその点に関してこちらとしては好都合。エンシェントウルフとフェニックスなんて珍しい種族がいたら大騒ぎになるに違いない

運営側からしたら大会の目玉となるし集客も見込めていいんだろうけど

バレそうになったらスキルで上手く誤魔化すしかないな



「失礼します。時間になりましたので準備をお願いします」


「おっ、そろそろ開会式が始まるみたいだよ。シロもヘリオスも頑張ってね」


「ワンッ!」


「チュピィ!」



控え室を出て観客が待つ会場へと向かう

案内に従い会場出入り口付近で入場を待つ。すると続々と出場者がやってきた

見たことない魔物ばかりで相手の従魔を興味津々で観察していると、再会したくなかった相手に声をかけられてしまう



「あれぇ?ハルカちゃんじゃん」


「うぇ……ど、どうも」



同じ宿に泊まっている勇者3人組だ

昨日からヤケにエンカウントするな……



「もしかしてハルカちゃんもこの大会出る感じ?」


「はい、私の従魔が出たいと言うので」


「そうでしたか、では戦うことになったらよろしくお願いしますゾ」


「はい」


「まっ、優勝は譲れないけどな。今回の優勝賞品の為にわざわざこんなクソ遠い場所まで来たんだからな」


「優勝賞品?」


「ハルカちゃん知らないの?今回の優勝賞品は……」


「お待たせしました。準備ができましたので前の方から入場して下さい」


「おっと、それじゃあハルカちゃんよろしくねー」


「えっ……」



ちょうどいいところで運営の人から入場するようにと案内され、肝心なところが聞けずに勇者組は行ってしまった


大会に出るってことは勇者達も従魔を連れてるのか。けど近くにはいなかったな

それはともかく優勝商品かぁ。自分が参加するわけじゃないからそこまで気にしてなかったな

なにがもらえるんだろう。単純に賞金かそれともおやつ1年分?

まぁ結果に拘らずシロ達が楽しんでもらえればそれでいいや



「さっ、私達も行こっか」


「バフッ!」


「ピピィ!」

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