期間限定のパーティ
「いやぁ大漁大漁!」
あの後も私達は順調にコボルトを倒していった
キリよく30体を倒し終わったあたりでサラの魔力が尽きたこともあり、コボルト討伐を終えて町へと帰ってきた
「30体も倒したなんてこれが初めてなんじゃねえか?」
「ハルカさんが加わったことで魔力の消費も抑えられたのもあるかもね」
「ハルカさん、あれだけ魔法撃ってたのにまだ魔力全然余裕そうだね。魔力量が多いんだ」
「いやぁそんな大した程じゃ……」
普通は魔力を消費して魔法を発動させるものだが、私の魔力量はレベルが上がった後も0のまま
それなのにいくらでも撃ててしまうのは具現化スキルで魔法を具現化しているから
スキル扱いとなっているので、魔力を消費することなく撃ててしまうのだ
これまでは1人だったから気にせずバンバン撃っていたけど、誰かと組む時は怪しまれるかもしれないから考えて使うとしよう
「それじゃあ報酬の分配をしましょう。ちょうど金貨6枚だったので3枚ずつということで」
「えっ、でもそちらは3人いますし私が半分ももらうというのは……」
「いえいえ、今日これだけ倒すことができたのもハルカさんがいてくれたお陰が大きいですから」
「おう、すげぇ狩りやすかったぜ」
「3人共納得の上だから受け取って」
「それじゃあ……遠慮なく」
貰いすぎて申し訳ない気持ちもあったが高く評価してもらったことは悪い気分じゃなかった
お金を受け取るとサラからこんな提案をされた
「ハルカさんはこの町にはいつまで滞在するつもりですか?」
「んーつい最近来たばかりなので暫くはこの町にいるつもりです」
「でしたらその間私達とパーティを組みませんか?」
「おーいいんじゃね?今日の感じ悪くなかったしな」
「異論なし」
これはこちらにとってもおいしい話だ
パーティを組むとなるとレベル上げの効率は多少下がるかもしれないけど、その代わり今回のように討伐数が増えて報酬も多くなるし1人では危険だと思って避けるような依頼も受けられるようになる
パーティの利点を身をもって知ることできた今こちらが断る理由はなかった
「分かりました。パーティに入れさせてもらいます」
「よかった!よろしくお願いします!」
「よろしくなハルカ!」
「よろしくー」
「それじゃあ早速今後の予定を話し合いましょうか。休みたい日や予定がある日は遠慮なく言ってくださいね」
こうしてコーラルの町にいる間、サラ達のパーティに加入することとなった
3人とは歳は離れていたが、皆気さくに接してくれて打ち解けるのにそう時間はかからなかった




