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初めてのパーティ

3人組の冒険者パーティに加わりコボルト討伐へとやってきた

馬車で移動中の間、軽い自己紹介が行われた



「改めて自己紹介しますね。私はサラ、後衛の魔法使いです。こっちのアランは前衛の戦士でこっちのエイミーは斥候です」


「よろしくな」


「よろしくー」


「よろしくお願いします。ハルカです。えーっとメインは魔法ですかね。近接も一応できますがあまり得意ではないです」


「それじゃあハルカさんは私と一緒に後衛をお願いします」



お互い役職を教え合って魔物と戦う時の打ち合わせを行った

話ではこの3人は幼馴染で、子供の頃村を襲う魔物を颯爽と現れた冒険者が倒す姿を見て憧れ冒険者になったらしい

今は同じ4等級冒険者だが、1等級を目指して日々邁進してるのだとか



「いつか夢が叶うといいですね。私は自由に旅をしたいという目的で冒険者を選んだのでそこまでは考えてないなぁ」


「ハルカさんはお一人で冒険者をされているんですか?」


「そうですね。遠くから来て同郷もいませんし誰かと組むこととかはあまり考えてませんでした」


「一人じゃ何かあった時怖くないか?」


「一人でこなせる依頼を選んでるので大丈夫ですよ」



アルテールの町で出会ったエリシア達ならお願いすればパーティに入れてくれたかもしれない

けれど彼女達はあそこを拠点にしているし、そもそも冒険者のランクが違いすぎて足手まといになってしまうだろう

それに具現化スキルは今でこそスキルレベルは低く凡庸感があるが、レベルを上げていけば具現化できるものが増えていく万能スキル

一ヶ所に留まっていればその存在がいずれバレて騒ぎになることのリスクが非常に高い

気ままに旅をするなら一人の方が気が楽だ



「あ、見えてきた。あの森だよ」



エイミーが指を差す方に目を向けると大きな森が見えてきた

シルクワームの糸を取りに行った時の森とは比べ物にならない規模の森

この森にコボルトの群れが生息しているとの情報。コボルトは繁殖力が高くとにかく数が多い

今回の依頼は全滅が達成条件ではなく、討伐数によって報酬が上がるシステムになっている

サラ達は連携確認が目的とも言っていたので、ある程度魔物を狩り終えたら帰還する予定だ


馬車を森の手前で停め、武器を持って森の中へと入っていく



「それじゃあさっき話した通りで。エイミーが先行して索敵、コボルトを発見でき次第私とハルカさんの魔法で先制攻撃を仕掛けて相手が動揺しているところを前衛のアランが仕留めていく。で大丈夫ですかね」


「大丈夫です。それでいきましょう」



お互い見ず知らずの相手とパーティを組んで戦うのはこれが初めて

念入りに陣形確認をしながらコボルトのいる森を進んでいった




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