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第77話:6つの想い、憎しみを撃ち消す

 ハルカは暴走し怪物と化したハンナを元に戻すべく、あらゆる邪気を消滅できる究極奥義・ギガミラクルボウガンを仲間と共に生成に専念していた。


ハルカ「ギガストームボウガン!!」


 まずハルカが右手に紫色に煌めく長大な風のヤリ・ギガストームボウガンを生成。

 そこにユリアの炎、マリーの水、マイリーの土、トムの雷、イソップの氷、それぞれ魔力がハルカのギガストームボウガンに注入されていった。

 ハンナを元に戻したいという強い想いを込めて。

 


 だがそこへ、ハンナから生み出されたウイングイーヴィルウルフの大群が、ハルカ達の攻撃準備を邪魔するかのように再度襲いかかって来た。


ゲイル「させるかよ!」


アシュリー「イソップだって手伝っているんだから!」


イザベラ「ハルカ達を守るわよ!」


アスマ、エミ、ミリ、エルル「了解!」


ハルカのパーティーの仲間達、さらにはゲンカイにバルキリーマイスターズの面々は、ギガミラクルボウガンを生成しているハルカ達を守るため、ウイングイーヴィルウルフの大群を再度迎え撃った。



ブラックヒートバイソン「ウモォ〜〜〜〜〜!!」


 一方、スパイクがテイムしているブラックヒートバイソンは、1匹のウイングイーヴィルウルフ目掛けて頭突きを炸裂した。

 撃破には成功したものの、その反動でブラックヒートバイソンの頭には大きなタンコブができてしまった。


スパイク「おい大丈夫か!? デカいタンコブできてるぞ!」


ところがスパイクの心配をよそに、ブラックヒートバイソンは頭のタンコブを引きちぎった。


スパイク「と、取った!?」


その引きちぎったタンコブを2匹のウイングイーヴィルウルフ目掛けて投げつけるブラックヒートバイソン。


スパイク「投げた!?」


しかもそのタンコブが爆発し、2匹のウイングイーヴィルウルフをまとめて撃破した。


スパイク「爆発した〜!?」


実はブラックヒートバイソンは、頭にできたタンコブを引きちぎることで、爆弾として使用することができるのである。




 といったおかしな特技が発覚しているうちに、ついにハルカ達はギガミラクルボウガンへのグレードアップを成功させたのである。


トム「できた…できたぞ!」


マリー「バンザーイ!」


イソップ「これがギガミラクルボウガン…!」


ハルカ「みんな、ありがとう!」


マイリー「これでお姉ちゃんは元に戻るのですね!?」


ユリア「えぇ! きっと元に戻りますよ!」


ヨル「どうやら完成したみたいですね!」


ハルカ「みんな、離れて〜!」


ノワ「決めろ、ハルカ!」



ハルカ「ギガミラクルボウガン!!」


白銀に煌めく長大な魔力のヤリをハンナ目掛けて投げつけるハルカ。

 ハンナも雄叫びを上げなら口から強力な風のエネルギー弾を発射し応戦した。

 しかしギガミラクルボウガンはあっさりと打ち消し、そのままハンナの胸部へと突き刺さった。

ハンナはまるで獣が吠えたかのよう悲鳴を上げた。

 突き刺さった聖なるヤリが、ハンナの身体中の憎しみをじょじょに消し去っていくかのように。



ハルカ「本当のあなたを取り戻して〜〜〜!!」


マイリー「お姉ちゃ〜〜〜〜ん!!」


 ギガミラクルボウガンの浄化能力、そしてハルカとマイリーの想いを込めた叫びが響き、ハンナは巨大な怪物の姿から、元の少女の姿へと戻っていった。

 ハンナは糸が切れた人形のように、力尽き、その場に倒れていった。

 その時の顔もどこか安心しているかのような表情であった。


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