表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
路傍野姫狐  作者: きつね耳モフモフ
9/29

標的出走。準備は万端ダ。

周回させられた所でバター何かには成らナいヨ。

 時おりすっ転びそうになりながらも家の境を抜け通りに出れた!

前回お散歩に出された時は、先程居た一階部分の居室の庭先部分

位までしか出れた事が無かったから、街の構造は良く分からない

のよね。あの例の交差点のあったとこら辺まで行けたれば、

もしかしたら元の世界に戻れる時空の裂け目的なモノがあるかも

知れないけれど、時間が立ち過ぎてるし、ピヨピヨ警告だって

聴こえてこなければ逢魔時の辻の正確な位置は分からないとは思う。

 さて、左右どちらに行こうか?恐らくは即席のバリケードか

何かで環状道路みたいにグルグルとパドックならぬ、ワイルドな

ラリー会場的な何かになる様なセッティングが為されてる筈だ。

 あるいは要所要所に見張り役とかいて、状況に応じてコース

を変える可変式簡易迷宮か。ま、どっちにしても碌でもない事

考える連中だ事。でもってVIPは所々に置いてある鏡的な物で

実況中継的な観戦を楽しむのであろう事も想定出来る。

 ただまぁ獣人達が住まう街だけあってなのかどこかしら、

全体的にボロっちい部分が多いのも特徴ね。後、あからさまに

木箱とか何かのビンだとか落っこちてるけど、障害物競争じゃ

あるまいし。アレか?私はぶら下がってるアンパン扱いか?

それとも粉塗れの飴とかそーいうデザートの後だかに提供される

生きのいい試食品か何かのカテゴリに入るモノなんだろうか。

 ヤめよぅ。ここは一つ、「錬金術」で錬成する物品の材料が

無償で大量に提供されてルと思った方が建設的だ。

 されど時間は待っててはくれない。地面なんか石畳で包装とか

されてないし、靴を履くよか素足で歩いた方が楽な獣人達の

事だからか土丸出しで結構ぬかるんでる場所があったりと、

明らかに今日の出し物の為だかに手が加えられてる道路を、

下り坂になっている左手の方へとボールを抱えたまま、

走り降りて行く事にする。勝負はもぅ始まってイるのダから。

 追われる方も追う方もハンデ在りまくりなたーのしー運動大会デス。

腹ごなしにスナック感覚で食べられそうになってる主人公デスがどうやって

逃げようカ。撥ね飛ばされるのかハタマタ粉砕されルのか。貴方ナラ・・・・

 ドッチをエラブ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ