表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
路傍野姫狐  作者: きつね耳モフモフ
22/29

目的の為ならば「分霊」化だって厭いません。

自分で自分を削ります。

 結局の所森林限界を越え、山の尾根付近までちまちまと

上る羽目になりました。国境の壁舐めてた訳じゃないけど

とっかかりは無いわ壁の頂上が鋭利な刃物になってたりと

堅固な造りになってましてね。獣人対策なんだろうけど

あれじゃロープ越えするには打ち上げ花火位の上昇力が

無ければ無理デス。凧化して国境警備隊だかに火炎魔法で

撃ち落される未来なんぞにはなりたくない。

 そそり立つ岩場の影を慎重に進み、剣山の如く尖った

峰の岩場までたどり着くと、適当な隙間を見繕って、

その中に入り込み、仕込みを開始します。

 +と-を同時使用して適当に見繕って引き込んだ

岩の破片の劣化を促進し、狙った形になる様に加工して

出来上がったのは丸めの石の立体パズルです。

 当然中身は空洞なこれは山を下るまでの私の新バディ。

コンパクトモドキの中身をちょっとばかり多めに拝借

したら上げ底仕様にしてバレない様にしつつ新な容器へと

移し替えて。糸蛇の胴体内に分散させてた物品も岩を加工

した別な石玉へと分けて移せばほら出来た。

 後は壁の向こう側に落ちる様にと転がせば多少落ちていく

場所は違ってても問題無い。雪山で猛吹雪な状態で無かった

のは良かったわ。

 私が宿ってた糸蛇にはこの後山や川底を下って貰って、

あの猫のお姐さんの元居た部屋へと潜入し元ある姿である

毬へと戻ってもらうという大仕事が待っている。

 色目が派手っぽいし潜入には夜を待つ手しか使えないが

単純な命令であれば複数個用意してやればまるでロボット

の如く決められた動作だけであの部屋へと辿りつける事は

間違いないだろう。いわば簡易ゴーレムだ。

 但し私が使うゴーレム化の呪文は「魂移動の術」の応用で、

トカゲの尻尾切りみたいなモノだから、要は私の魂を剥って

「分霊」化したモノだと思えばいい。

 欠点としては長時間は持たないって事だけだ。

本来のゴーレムは呪文を使い、注ぎ込まれた魔力で持って命令を実行してると思うのですが

あれのより原始的なモノだと思って頂ければ幸いデス。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ