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魅せます!土龍(ミミズ)の底力!  作者: ぜん
1章 目覚めと新たな命と森と(森編)
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18話

数日の間俺はアリの巣への襲撃を続けた。

その間に俺の体は大きくなり、今では20cmほど。前の世界の常識で考えると相当な大物だ。もちろんスキルのレベル、熟練度も順調に上がっている。


ある日、今日もアリの巣探しへ〜、と思っていると、1匹のネズミを発見。

しばらくの間気配を殺して観察をしてみたが、どうやら周りに味方は無く、1匹だけのはぐれの様子。

殺るか。


まずはやつの後ろに位置取る。そして…

喰らえ!植物操作!

ツルで相手をしばる。おーおー、驚いてるね。

そしてその隙に俺は土をかき、相手の下まで進む。

そして相手の下から強襲!狙うは足!

カブッ!


一旦距離を取る。

やつの歯は警戒しなきゃだ。

あちらもこちらを警戒しているのか、すぐには仕掛けてこない。

それなら…

喰らえ!ストーンキャノン!

ドンッ!サッ

ち、躱された。

けど、その隙にやつに近づく。

ここからはインファイトだ!

体当たり。からの体を巻き付けて、締め上げ!

どうだ、この締め上げ。硬化の効果でビクともしないだろ。

って、痛ぁ!噛まれた!

くそう、俺だって!

ガブッ

するとネズミも

ガブッ


ガブッガブッガブッ…

どれ程の時間が経っただろうか。

ネズミの体からは力が抜けて、辺りにはおびただしい量の血が流れていた。

遂に殺ったか。ふう、疲れた。


それじゃあ、食べよう。

思えばミミズになってから虫以外を食べるのは初めてだ。

念願の肉!残念ながら火が無いので生だけど。

いただきます。

パクッ!

…ウマーイ!

これは例えるなら…例えるならそう!肉!

なんにも例えてない!でも美味い!


そうして俺が夢中になってミミズ生初の肉を食べていると

ガサガサッ

と草むらが揺れた。


あ、ヤバッ。肉に集中し過ぎて周囲の警戒を忘れてた…。

振り向くとそこには、体長が2m程、凶悪な面構え、そして何より圧倒的な魔力量の大きな狼がいた。

に、逃げろー!

やっとの思いで仕留めたネズミを置き去りに、俺は全力で土をかくのだった。

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