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クエスト達成

「まさかここに気づくとはね。」

ソウマは最下層にて一際強力な魔力を感じ取っていた。そして、この魔人はこのメンバーでは俺しか対応できないと。

「お前の魔力はわかりやすかった。」

「トロールで隠していたと思っていたんだけどね。」

「トロールはな。魔力が高く、魔力を隠すということであればぴったりだろう。お前みたいに魔力そのものに特徴がなければ見つけれなかったよ。」

「確かにな。特徴か。面白いな。なるほどな。つまり、晴れてこのバレス様の敵となるわけだ。感謝するのだ。よく見ておけ。魔法使いの戦いというものを。」

そういいながら、魔人は魔力を解放する。


すごいエネルギーの塊だな。魔人の魔力に対してソウマも戦闘準備を始める。術式はたくさんある。よし準備オッケーだ。


「燃焼砲」

「濁流の腕」

ソウマは魔人の魔法に対して反対属性で対抗する。


炎か。なかなか難しいものだ。シンプルな魔法でありながら火力は最も高い。


「ああ。ぬるいな。こんなものなのか?」

水は、魔人に触れた端から蒸発していく。

「く!」

やはりなかなかこの魔人はつよいな。


「活火山」

地面から火が吹き始める。


「ヤバいヤバい。あちぃ~。あちぃ~。」

ソウマは逃げ始める。


こんな奴が俺の相手なのか。これではカッコつけた意味が。


「つまらんな。こんな奴が私の相手か。」

バレスはさらに追撃をかける。


「ファイヤーレイン」

「フローズンレイン」


奴の魔法が早すぎる。クソクソ。計算が追いつかない。時間にしてあと数分は稼ぎたいな。


ソウマはなんとかして魔人の魔力、術式を計算にかかる。

「なるほどな。このオレを読み解くつもりか?」

「あと数分は。」

「このオレをお前みたいな人間に読み解けるわけねえだろうが。しかも全然仕掛けてこねえ。オレを相手に舐めてかかるとはいい度胸だ。さっさと終わらせてやるよ。」

魔人はそう言うと、魔力を集中させて

「焼け死ね!」


「ブロンズファイヤー」

高熱が襲いかかる。

「水防壁50層」

「並列起動 魔力防壁」

魔法がぶつかり合う。


「くそ!!」

ソウマが押し負けた。

「ほう。思ったよりは強いようだな。」

「しかし、オレ自身がヤツに手を焼くというのは腹が立つ。わかった。」

魔人は、全身を魔力が覆う。


「太陽の衣」

魔人は、今までの長期戦をやめた。


「勝負だ!弱者よ!!」

ソウマに対して魔人が一気に迫る。


これは放出系だと思っていたのに、接近戦もやれるのか。しかもこの速さ。ヤバイ計算が間に合わない。


ガキン!!


「貴様何者だ?」

「なんだお前は?」

「おい。キズク、お前もう倒したのか?」

「ああ。そうだよ。お前があっちに行くから一人でやったわ。」

「もう少しトロールが時間稼ぎをしてくれるかと思ったんだがな。」

「バカが先に生きやがって。今日のは貸しだからな。」

「この野郎。」

「おっと危ない。今日は魔力が危ないからな。ここまでだ。」

「逃がすか。」

「いーや逃げるね。」

魔力を爆発させ、魔人は逃げていった。


ソウマが後ろを見るとトロールが惨殺されていた。

「やっぱりすごいな。よし。一旦帰って報告だ。」

「わかった。」


城から2人が出てくる。リンと合流する。そして、そのままルリースタウンの瓦礫群をあとにした。ソウマは立ち止まり、ルリースタウンを見つめる。

「どうした?ソウマ?」

「うーん。いや何か違和感があるんだよ。いやいいよ。これで終わりにしよう。」

「そうだな。」

そう言ってパーティーは街をあとにした。


「クエスト完了を受け付けました。」

「報酬を計算いたしますので今しばらくお待ち下さい。」

「わかりました。」


三人は席に座る。

「まあクエストはあんな感じだね。」

「そうなのね。それにしてもあれも大変ね。」

「どうしたソウマ?」

「今日は何かおかしかったな。」

「なにって?」

「うん?あの瓦礫には何か解かなきゃいけねえ真実があるはずだ。リン。何かおかしいところはなかったか?」

「おかしいところ?うーん。そうね。あの惨状の割に静かだったところね。」

「静かか。確かに。痕跡が少なすぎるのはそのとおりだ。戦いがあった割にはそうだね。もしかしたら追加クエストもあるかもね。」

「そうね。」

「緊急クエスト受注の方々。」

「「はい。」」

「今回の報酬は10万ムルでございます。今回はお疲れ様でした。」

受付嬢に挨拶をされ報酬を受け取り冒険者ギルドを後にする。


「さて、じゃあ今日は解散にしようか。」

「そうね。」

パーティーは解散し3人はそれぞれ宿に行った。


「さて、今回の持ち帰りで言うとこいつはさっさと解放しないと。」

子供を収納魔法から出した。


「あと一歩遅れていたら術式自体が持たなかったな。破綻してたよ。厄介のものだね。その体質。」

子供はまだ目をさまさない。


「さてどうしようか。ちょっと寝るか。」

そのままその日は終わりを告げるのだった。




ファーストタウン

「ギルド長、これは本部に連絡する事案かと思います。」

「そうだな。魔人の侵攻が確認をされた以上、本部に連絡をしなきゃならない。」

人類側の被害がどれだけなのか。この町以外に被害がどれだけなのか。魔人による事件は、神、魔人、人類による力の調和が保たれて、1000年になっていた。そして、魔人の侵攻それ以来となる。


この映像のこの頭に角が生えている人のようなものは、これが魔人か。ギルドの応接室にて、この映像を確認しているのは、冒険者ギルドの抱える最高戦力の一人、炎カムイ。


魔人、人類では扱えない魔法を扱う種族であると聞いてはいる。そして、魔人の領地で会った強者。何もできなかった屈辱は今も忘れない。ゲームとは言え、この世界はとても楽しいからね。

「しかし、これは大変だ。」

今回は、冒険者ギルドからの強い要望によりこの地に来た。今から、調査に向かうつもりではいる。


「ギルド長、いいのか?」

「いい。今回はクエストも例外中の例外。なんとか攻略ギルドが頑張って情報を持って帰ってきてくれたがこれはもはや人類にとっての危機と何も変わらない。」

「分かった。魔人にもしあった場合戦闘になるからそれも忘れずに。」

「わかった。」


カムイはさっそくダンジョンに入っていった。背中には彼の愛刀が装備されていた。

今回の彼の仕事は、ダンジョンの見回り、そして魔人がまだいるかどうかの調査である。あれだけの派手な邂逅となってしまったため魔人もさすがに撤退をしたことが予想された。しかし、油断もできないため調査に向かわせることとなった。


うーん。見た感じもういないね。すべてのダンジョンの部屋を見たがどこにも魔人の痕跡らしきものはなかった。カムイは、しかし、どうしても気になることがあった。ダンジョンを主な活動拠点としていたのであればいづれ冒険者に見つかる。見つけたものをひたすらに倒して証言が無かったのだとしても生活していたのであればその痕跡があるはずなのである。しかし、それがない。ということであれば。


ダンジョンの廊下をひたすらに歩いていく。少しの魔力の痕跡も逃さないように見回っているがなかなか見つからない。ダンジョンのトラップはしっかりとかわしていく。うん?まてトラップ?そう思いわざとトラップにかかる。すると、剣山が顔を出すがそこにこびりついた魔力を発見した。人間とは一線を画す冷たい魔力である。

「ここか。やっと見つけた。」

剣山をよけて奥に進んでいくと、穴の先にあった。住処が。そこは、本棚がいっっぱいあった。しかし、何一つなかった。


物はどこにいったのだろうか?そう単純に疑問が残ったがそれ以上の手掛かりはなかった。カムイは、魔人は去った。そう結論付けた。そして、それをギルドに報告としてあげ今回の魔人騒動は一応の終息を見せた。しかし、それはつぎなる騒動への序章に過ぎない。


白虎

宿にて、自分の魔法を確認してみたが単純に魔力不足が原因としてあげらえるということで自分自身のレベルアップをしていくことを考えていた。やはり、手っ取り早くレベルアップをするならボスモンスターの討伐これが目標になってくる。ということで、境界に向けて出発した。


馬車に揺られる。ハあああ気持ちいいかぜだなあ。

「あのあなたは、冒険者の人ですか?」

「うん。一応そうだよ。」

「でしたら、魔人と戦うんですか?」

「魔人?」

はて、なんのことだろう。


「だって周りの大人の人みんな言ってますよ。魔人が出て怪我人や死者が出るかもしれないって。」

「それぐらい危険な存在なんだね。よしわかった。お兄ちゃんがその魔人とやらを倒してあげよう。」

「ほんとに約束だよ。」

「ああ。約束だよ。」

指切りを少年とした。


馬車の一行は、人類側の領地の北部に来ていた。北部はより魔人の領域に近付くためモンスターの危険度もより上がる。

「このモンスターはグランドウルフか。ハイウルフの進化系。」

白虎は、モンスターと対峙した。


グランドウルフは、白虎に対してグランドサンダーを放った。白虎は其れをよけようとしたが発動が早く、威力が高くレベル一桁の白虎ではとてもではないが太刀打ちできなかった。


そして、白虎は死亡した。




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