↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第三章 二回戦
PR
138/138

3-62 ハク&孫4

 紅狐さんが“わたがし“と呼ぶ、ハクという敵。白狼のような見た目に唸り声。……正直とっても怖いです。


「お嬢ちゃん。足が震えているぞ。」

「そ、そんなことないですっ!」

「分かりやすいな。そんな状態で何故戦う?」

「それは……。」


 ここに居るのも不相応なのは分かっている。多分1回戦中、ずっと1人でいたらわたしなんてすぐに死んでいたと思う。……だからこそ。助けてくれた皆さんの役に立ちたい。そして、生き残りたい。

 ーー頭をよぎる、わたしの記憶。あまりに断片的で朧げすぎて記憶として認識していいのか怪しいほどだ。

 ……1人。どこを見てもわたし1人しかいない世界。周りの人の視界にはわたしは映っていない。まるで幽霊。


「戦いの最中に考え事とは余裕だな!」


 跳ねるように俊敏な動きで距離を詰めてくる。同時に苦無を投げつけてきて、ハクと苦無どっちを狙えばいいのか困惑してしまう。水を打ち出し苦無を落とし、そのままハクの進行方向に水の壁を出現させて進路を塞ぐ。


「えいっ!」

「お嬢ちゃん、それじゃあ私は止まらんよ!」


 明らかにハクより大きな水の壁を出現させたが、ハクはそれを悠々と飛び越え、最短距離でこちらに向かってくる。


「『攻の型、水龍』っ!」

「それでは捕まらんよ!」


 水龍を使い動きを封じようとしても、サラリと避けられてしまう。


「おやおや? 攻撃は終わりか? ではこちらからまた行かせてーー」

「喰らえぃ!」


 後ろからウーさんの声が聞こえたと思うと、ハクに向かって雷が落ちる。しかし雷撃当たっているにも関わらず、ダ(・)メ(・)ー(・)ジ(・)を(・)負(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)気(・)配(・)が(・)な(・)い(・)。よく見てみると、ハクの体から10cmほど手前で雷が遮られている。


「当たって……ない!?」

「お嬢ちゃん、目は良いようだね。だが私の力は理解はできてない、そんなところか。」


 口元をニヤリと歪ませ、ウーさんの雷を受けたまま一歩ずつ距離を詰めてくる。吠えたら火が消え、吠えなくても苦無を動かし、攻撃を弾く……一体どんな能力!?


「そんな不可思議なものを見るような目で見ないでくれたまえ。なあに、ちょっとしたトリックだよ。ネタは明かさないがね!」


 そう言いながらハクはまた苦無を操り、こちらに向けて射出する。真っ直ぐ飛んでくるものもあれば、不規則に動き飛んでくるもの、様々あり先程より攻撃が激しい。


「えいっ! やあ!」


 迫り来る苦無をなんとか撃ち落とし対処する。ウーさんも雷を使ってフォローしてくれている。でもこのままじゃ膠着状態のままーー。


「膠着状態でどうしようもない、と考えているね?」


 考えてたことを当てられ、少し驚く。


「大丈夫、膠着状態になんかさせないさ。お嬢ちゃんのことは大体分かった。そ(・)ろ(・)そ(・)ろ(・)本(・)気(・)で(・)い(・)か(・)せ(・)て(・)も(・)ら(・)お(・)う(・)。」

いつもお読みいただきありがとうございます。

つまらないと思いましたら☆1、面白いと思っていただけたら☆5評価をいただけると嬉しいです。いいねを貰えると執筆意欲が更に湧きます!

感想欄にてご意見もお待ちしておりますので、御指摘、感想をいただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。