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紅灯無形 〜こうとうむけい〜  作者: 犬冠 雲映子
物事が進み始める
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一階に何かある?

「ねえねえ、四ツ目ちゃん。何で一階には行っちゃいけないの? フツーにご飯とか作りたいんだけど」


「ダメだ。一階はこの前みたいにヤツらが突破してくるかもしれねえし、人喰い化け物も現れるかもしれない。そうしたらオメーはどうすんのよ」

 四ツ目は渋い顔でNOを突きつけた。


「えー、さあ。食べられるとか」

「はあ……。馬鹿らしくなる。ともかく2階しかウロつくな」

 謎のルールにこちらもため息が出そうにかるが、四ツ目にキレられて巨大なナタで切りつけられるのはめんどうだ。

「一階に何かあるんだぁ? 気になる」



「ねーよ」

「えー!」

「脳天突き刺すぞ」


 胸ぐらをつかまれたが、きっとあちらは嘘をついてるに違いない。


「おばあちゃんは何も言ってなかったけど、なんかあるんだな〜〜?」

「おばあちゃんにお灸そえられろ」

「やぁだよ! アレめちゃくちゃ熱いもん!」


 おばあちゃんは怒ると怖いタイプで激アツのお灸を根性焼きしてくる。……となると、おばあちゃんに関する秘密があるのだろうか?

「アンタのおばあさんが悲しみたくなければ一階をうろつくなよ」

「えっ、どうU」



 どつかれ、それっきりだった。四ツ目はいつも通りに大型の泊鉈を丁寧に手入れしているだけ。

「おばあちゃん、大丈夫かな……どこ行っちゃったんだろう」

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