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聖邪混濁 〜寒い冬から暑い夏へ〜  作者: anishina
第三章 青年時代〜サンガル
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サンガルの王

この後の話をカットしました。

どうしてもしっくりこなかったので

再考します。

なぜだ?なぜ思い通りにならない?

俺は神からこの世界に招かれたんだ。

俺がこの世界の頂点に立つのが当たり前なのに。


なぜ、隣の国さえ自分の物にできない?

なぜ、この国は作物が育たない?

なぜ、誰も俺を見ない?

なぜ、俺は此処にいるんだ?

なぜ、こんなに虚しいんだ?


俺が、橋を作ったんだ。誰か褒めろよ。

俺が、隣国を攻めたんだ。

お前らが無能で結局休戦なんかになったが、

もっと力のある奴が俺の手下にいれば勝てたんだ。

もっと頭の良い奴が俺に手を貸せば、勝てたんだ。

みんな周りが悪いだけだ。


戦争で人がたくさん死んで、使える駒が減ったが、

この20年でやっとまた戦える駒が増えた。

この世界、子供が産めるのは女だけじゃない。

特殊な方法を使えば、男でも子は出来る。

子を生産させるのに、俺がどれだけ頑張ったか。

壊れたやつは何人もいたが、子が出来ればそれでいい。

この20年、子供を兵士として育ててきた。

人数もそれなりに揃ってきた。

武器もたくさん用意した。

もうこれ以上待てない。

俺がこの世界に君臨するんだ。

その手初めに隣のヨークを落とす。


俺は偉いんだ。誰でもいい、俺を助けろ。



ヨークに聖人が現れただと?

それは俺の為に現れたんだ。

それは俺を助けに来たんだ。

それは俺のだ。なぜヨークなんかに居やがる。


ああ、また攻めればいいのか?

そうなんだろ?神様。

その為の橋だ。

そうなんだろ?

今度こそは、なにもかも俺にくれるんだろ?

待ってろ、聖人。


そして俺を助けろ。



なんだよ、お前。

作ったドローンでテスト飛行させてたら

ヨーク国側で映った子供。

黒髪に金の目?

魔王か?

お前、そうなんだろ?


神様が用意してくれた、俺の踏み台。

俺は善で、お前は悪。

そういう役回りなんだ。

悪いが、俺の為に死んでくれ。


良いだろ?

神に選ばれたのは、俺なんだから。

お前は要らない。


それが自然の摂理だ。諦めてくれ。

俺だけがこの世界で一番になれる。

ああ、やっと。やっとだ。



さあ、俺を輝かせるための戦争を始めようじゃないか。


あーやっぱり戦争?

BLなのに?

もっとほのぼのな感じの話になるはずが、なぜかおかしな展開に。

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