1. 4つの界
死んだ。
死因は事故だ。雨の日はやはり危険だな。
死んだのに、よくそんな冷静でいられるな、だって?
生まれて17年間、これといった面白い出来事はなかったからな。
そう振り返りながら自分の身体はふわーっとエレベーターのように上昇していく。
友達と話していたことがある。『死後の世界はどうなっているのだろう』って。
その答えをこんなに早く知ってしまうなんて。話したの一昨日だぞ。
そう思い出しながら上がっていると突然上空が激しく光り出し、思わず目を伏せる。
数秒の光が止むと、地面に足が着いたような感覚。
「ここが、天国か.....」
そう、目を開けてみると映ったのは
大田舎。
「こ、ここが?天国....?」
お花畑とかそういう感じだと思っていたのに、かなりの田舎だ。
周りは山に囲まれ、ちょうど真ん中には湖がある。
観察しながらボケーっとして歩いていると、
「おい、お前」
「は、はい」
「ここら辺じゃ見ない顔だな。何しにきた。」
「ぼ、僕は...死んでしまって天国に行くのかなぁ?と思ってたら、こんなにのどかな町に来て、何をしようかなぁ、と悩んでいたところです。」
自分でもわかる。コミニュケーション能力が足りて無さすぎて、細かく事情を喋りすぎた。なんなら助けてもらおうとしている魂胆が分かりやすすぎる。
「...お前、人間か?」
「そう、ですが?」
「なんでこんなところに......」
困り顔をしながらそんなことを言うのはやめて欲しい。不安になるだろ。
「詳細は後で説明する。とりあえずついてこい。」
生きているうちは知らない人にはついていかないが、今回ばかりはしょうがない。
そう言われついたのは、どこにでもある平屋だった。
「座れ。いきなり連れてきてすまない。私はエラー。今何が起きているのか説明しよう。」
「ケンジです。ここはどこなのでしょうか。」
「ここは妖界。天界とはまた違う界だ。」
「界?」
「ああ、ここ妖界以外にもあと3つ界があって、『天界』、『魔界』、『世界』がある。死んだものは必ず天界に行くのだが...」
「...僕は妖界にいると。」
どうやら、死んだものは天界に行って輪廻転生する時に天界にとどまるか、世界、妖界、魔界に行くか決まるらしい。
四つの界、死んで行き着く場所は死の界か。
────夏なのかわからないが、蝉が鳴いている。
...死んだ後は天国ではないってことは友達に伝えたいな。
ご覧いただきありがとうございます!
衝動で書き始めた物語なので温かい目で見ていただけたらと思います...。
小説って、頭で考えていることを書くじゃないですか。
かなり難しいですね。
ちょっとずつ書いていこうと思っています。




