身体を休めましょう
お待たせしました、あの可愛い姉妹が出ます。
今日は朝から咳き込み、熱も少しだけありますが、
スフィアと買い物をしたいので一緒に出掛けしています。
家に余っていた風邪薬を飲んだから少しは良くなるかなーと思っていましたが、
あまり効果がありませんでした。
スフィアには心配を掛けさせたくないので、
私はフワリに風邪を引いているのを内緒にして貰ってましたが、
スフィアにばれてしまいました。
『ゴホッ、ゴホッ』
『リリー、もしかして風邪かい?』
『えっ、そんな事はないよ。大丈夫だわ』
スフィアが心配そうにしながら見ていると、
私のおでこに右手を当てられました。
『やはり・・・熱があるじゃないか』
『あ、その・・・ごめんなさい』
スフィアに少しだけ睨まれると、フワリにも目を合わせて問いました。
『フワリは知っていたのか?』
『えと・・・リリーがスフィアに心配を掛けさせたくないと
言っていたから黙っていたのー・・・』
スフィアは私達の話聞くと、大きな溜息をしていました。
『はぁー・・・それで風邪が悪化したらどうするんだ?今日はもう買い物は中止だ』
『えっ、そんなー・・・』
せっかくの買い物が中止になり、落ち込んでしまいました。
スフィアは『あのお店なら最後にいいだろう』
と指をさしているお店を観たら薬屋でした。
買い物の最後に薬屋かーと思ってましたが、
案外嫌ではありませんでした。
何故ならその薬屋は友達が経営しているお店だったからです。
誰が経営しているのかって?それは入ってみたら分かります。
私達がお店のドアを開けると、
目の前のカウンターにアインとネイがいました。
二人とも私達に気がついて驚いていましたが、
同時に喜んでくれて歓迎されました。
『あっスフィアだ!こんにちはー!!』
『あら、こんにちは。
リリーとフワリも一緒なのね、今日はどうしたの?』
スフィアが軽く挨拶をすると、
真っ先にアイン達にここに来た理由を話していました。
『えっ?リリーが風邪を引いているの?』
『それは大変!じゃあ、この風邪薬とポーションを飲めば
元気になれると思うからあげるわ』
アインとネイは無料で譲ってくれると言っていましたが、
それは申し訳ないので、ちゃんと銅貨を払って買います。
私が財布から銅貨を出そうとするとスフィアに止められて、
『私が買ってあげる』と言って代わりに支払っていました。
初めは自分で払うから大丈夫だよ言いましたが、
スフィアは『私が薬屋に行こうと言い始めたから私が買う』
と言って買ってくれました。
スフィアはいつもそうです。
凛としてかっこいい女性だけではなく、とても優しいのです。
そう思っていると、スフィアに急かさせるように外に連れて行かれました。
『良し、じゃあ家に帰るぞ』
『え?もうちょっとだけ話を・・・』
『今日はダメだ、行くぞ』
いつもならもっと話し込んでいますが、
私を早く家に帰らして安静にさせたいみたいです。
手を優しく引っ張られました。
『また来るのー!』
『まったねー』
『安静して風邪を治してくださいね、リリー』
『ああ、またな』
『あ、またね二人とも!』
こういうところは強引なスフィアでもあります。
そして私はスフィアに連れられて家に帰ってきて、
風邪薬とポーションを飲んでからベッドの上で寝かされました。
あ、変な意味ではないですよ?勘違いしないでくださいね?




