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令嬢が女騎士に転職したらチートになりましたわ。  作者: 葉月 いつか
魔法使いのエリナ
12/22

温泉に入りましょう

温泉回!!女性主人公ならではのお話が書けましたね。

温泉がある場所に到着して脱衣所でそれぞれが服を脱いでいると、

やはりリリーは少しだけ恥ずかしそうにしていた。


実は彼女は恥ずかしがりやで女性同士でも着替えを見られたり、

裸を見られるのに抵抗があるみたいだ。


決して胸が小さい事や体型を気にしているのではなく、

寧ろ胸は大きめでスタイルも抜群だから、

恥ずかしがらなくても良いと思うんだが。


そんな様子をエリナが見ていて、更に辱める為に冷やかしていた。


『リリーの胸は大きくて形も綺麗で羨ましいなー』

『えっ、そんな事はないと思うけど・・・』


リリーの頬が染まり、両手で自分の胸を隠して恥ずかしがっていた。

その姿が可愛くて私も冷やかしたくなった。


『リリーの胸は柔らかそうだよな、触ってもいい?』

『ダ、ダメに決まっているでしょう!?スフィアのばかー!!』

『リリーは照れやさんなのー』


リリーの顔が真っ赤になった所で冷やかすのをやめて、脱衣所を出た。

風呂を観ると、私達以外に人がいなくて貸切状態だった。


転ばないようにゆっくり風呂に入りに行こうとすると、

フワリは相変わらず風呂に向かって飛び込んでいた。


『私が一番なのー!』


周りに人がいないから良いものの・・・。


私達は並ぶ様に温泉に浸かり、

フワリは仰向けになって気持ち良さそうに浮かんでいた。


『温泉は気持ちが良いのー・・・』


私の右側にいたエリナはそれを観て微笑んでいた。


『やっぱり妖精は可愛いなー、私も欲しくなっちゃったよ』


私の隣にいたリリーはそれを聞いて断っていた。


『さすがのエリナにも、フワリをあげる事は出来ないわよ?』

『分かっているよ。言ってみただけよ』


すると、浮かぶのを辞めたフワリがエリナの元に寄り、

何かを言いたそうな顔をして口を開いた。


『苺を毎日食べされてくれるならエリナの家に行くのー!』

『本当!?何個でも買ってあげるよ!』

『やったー交渉成立なのー!』


リリーは思いも寄らない事で焦っていた。


『えっ!?それはダメよ二人とも!!』


フワリとエリナが冗談だよ伝えると、リリーはホッとしていた。

それを私は微笑んでみんなを観ていた。


ゆっくり温泉に浸かるのもいいが、

こうして楽しい会話をするのも良いもんだな。

それからは女性トークが始まって余りにも話が夢中になり、

三人はのぼせる一歩手前まで浸かっていた。


『うーのぼせそう・・・ごめんねスフィア。先に上がるわ』

『私もリリーと一緒に上がるね』

『私もー』

『ああ、私ももう少しで上がるからちょっとだけ待っててくれ』


私は三人を風呂に浸かりながら見送った。

その後に五人組の女性が一遍に来て、

風呂に浸かって話し込んでいたから気まずくて私も上がる事にした。


それに、これ以上リリー達を待たせる訳にもいかないからな。

私は脱衣所のドアを開けようとした時だった、部屋の中から話し声が聞こえた。


『そこはだめ!』

『無駄は抵抗は辞めなさい!』

『頑張ってなのー!』


何をやっているんだろうか?

まぁ、いいか。気にせずドアを開けようとした時だった。


『エリナ、優しく触ってね』

『うん、大丈夫よ。安心して』


もしかして・・・これはいけない事をしている?

ドアを開けて大声を出してしまった。


『君達は何をしているんだ!?』


私の声に驚いたリリー達がこちらに振り向くと、

三人共服をちゃんと着ていて、エリナが両手でネズミを掴んでいた。


ネズミは『チューチュー』と泣いて暴れていた。

んー状況が把握出来ない。


エリナがネズミを脱衣所から外に出した後に状況を聞いた。

どうやらネズミが脱衣所に侵入していて、

それを捕まえていたみたいだ。


リリーが言った『そこはだめ!』というのは、

私の服や鎧が入っている籠の中に、ネズミが入りそうだったらしい。


それから『優しく触ってね』というのは、

エリナがネズミを捕まえたから言った言葉みたいだ。

勘違いをして恥ずかしくなっている私に三人はじと目をしてきた。


『スフィアは何と勘違いをしていたのかしら?』

『まさかねー、あの凛としているスフィアがねー』

『スフィアって以外とエッチなのー』


あー・・・恥ずかしすぎる。

脱衣所に出るまではそのネタで冷やかされた。


外に出るとエリナとフワリが眠たそうにしていたので、

本日は解散する事になった。

いや、フワリは既にリリーの頭の上で寝ていた。

いつの間に?


『じゃあねーみんな!また今度逢いましょう!』

『ああ、またな』

『またねー』


私達はエリナを見送ってから帰る事にした。


『さて、今日は疲れたから私達も帰るか』

『うん、そうね。帰りましょうか』


今日はリバイアサンとの戦いが想像以上に疲れていて、

今夜はぐっすりと寝る事になった。



『ふーさすがに疲れたわー』

『おつかれなのー』


天井付きベッドの上で飛び付くように横になると、ふかふかなベッドが気持ち良くて直ぐに眠気が襲ってきました。


『あ・・・眠いわ・・・』

『リリー寝たらダメなのー!夜ご飯を作ってなのー!』

『んー無理ね。おやすみ・・・』

『リリー、おきてなのー!』


仮眠を取ろうとすると、ドアをノックする音が聞こえました。


ドアを開けたらスフィアが目の前にいて、

両手で鍋を持っていました。


『これ、母さんがシチューを作り過ぎて余ったからお裾分けに来たよ』と、言われたので有り難く貰う事にしました。


スフィアのお母さん、ありがとうございます!!


私達は頂いたシチューを食べ、皿洗いをした後にシャワーを浴びてネグリジェに着替えました。


今日は少し早いですが寝ましょう。

フワリは私が作ってあげたベッドの中に入り、私も同時にベッドの中に入りました。


『おやすみ、フワリ』

『おやすみなのー・・・』


今日は本当に疲れましたが、皆とリバイアサン退治をするのは面白かったですね。

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