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喫茶『お命頂戴いたします。』~オーナーは異世界から来た3兄弟王子  作者: satomi
第1章:喫茶店『お命頂戴致します』

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Case13.プリティ・ウーマン?!


へぇ、流石SNSで評判のカフェね。隠れ家的だし。――――でも、私みたいのが来店は迷惑かな(笑)



「「いらっしゃいませー」」



うわっ、眩しい!超イケメン兄弟が現れた。――――私には縁がない人種だわ。拝みましょうか?


「注文はお決まりですか?」

 接客だもん。私に向ける笑顔だって、外面だけよね。

「カフェラテをラテアートはドロップをお願いします」

「では、しばらくお待ちください」

 そっかぁ、仕事の合間に話はできないから、喫茶店業務が終わってからかな?それなら私はPCで仕事してましょう。きっと数時間かかるでしょうから。


「ねぇねぇ、あのPC使ってる人。客よね?何を注文してるのかしら?テーブルに何もないじゃない?イケメン観察?」

「あるー(笑)」

 この手の侮辱は慣れた。もう子供の時からだ。あれ、物心ついた時からかな?「ブスが〇〇君にバレンタインチョコあげるんだって(笑)」とか「罰ゲームで告白しました」とか。ふぅ、ハッキリ言って相手にするのが面倒なのよね。どうでもいいでしょ?放っておいてくれればいいのに!



―――2時間後

尊・「お待たせしました。ご用件は?」

「大丈夫ですよ。PCで仕事してましたから。用件ですね。『私』を殺して新しい『私』を作ってください」

尊・「えー、ちょっと意味が……」

「あ、わかりにくかったですか?今の自分が嫌いなんで、秘密裏に消してください。そして、私を生まれ変わらせてください」

聡・「尊には難しいか……。まずは偽装殺人だな。そのあと、New坪内さんを作ればいいんだな?整形とかで」

「そうです」

尊・「聡兄、流石です。では、また1週間後にここに来てください」



尊・「殺人は面倒だなぁ」

瀬蓮が現れた。

瀬・「この瀬蓮がなんとかいたしましょう」

聡・「ほら、俺が死亡届書けるし(笑)」

尊・「笑って言う事じゃねーよ。New坪内さん計画はどうする?」

キ・「ハーイ!あたしが美容関係の指導するワ。化粧の仕方とかファッションとか?」

瀬・「では、わたくし瀬蓮は教養の指導をしましょう。いくら美人でも教養のない人は魅力がありませんからな。あと、整体とかもできます。姿勢の矯正。本日見たところ、猫背のようでした」

聡・「俺は、整形担当な」

尊・「随分ビックプロジェクトだな?」

悟・「プリティ・ウーマンみたいで楽しい♪」

瀬・「ほう、悟様は若いのに往年の洋画までご存じなんですか」

悟・「瀬蓮がスパルタ教育で叩き込んだんでしょ!瀬蓮好みの映画!」

尊・「俺はアフターの坪内さんの名前でも考えるか。ビフォーは坪内さんだけど、アフターはどうするかだよ。ほら、戸籍にも使うし」

瀬・「では、決め次第瀬蓮にお知らせください。戸籍も新しく作るんで」



―――1週間後

尊・「坪内さん、本日で貴女には死んでもらいます。保険金の受け取りなどの雑務はうちの瀬蓮がうまいことやります」

「えーと、死ぬとは?」

聡・「コラ!尊。説明省きすぎだ。偽装です。死亡届は私が書きます。私は医者の免許持ってます。

  そのあと、貴女は整形手術を受けてもらいます。執刀は私です。これで完全に見た目が他人になります」

「え……私、手術代とか持ってないんですけど?」

聡・「手術代など諸々全てこちらで持ちますのでご心配なく。術後はうちの専属の情報屋のキャサリンが美容関係の指導をします」

キ・「ハーイ。よろしくネ。本当に自信がないってオーラが体から出てるわねぇ。私に任せてね」

「……オネェ?」

キ・「イヤだ!間違って男に生まれてきてしまったオンナよ!オンナ!ヨロシクネ♡」

聡・「で、教養などはうちの瀬蓮が受け持ちます。猫背だそうで、整体もするそうですよ」

瀬蓮が現れた。

瀬・「紹介にあずかりました瀬蓮と申します。どうぞよろしくお願いいたします」

「うぎゃー、出たー!暗闇から人が湧いたー!」

悟・「さっきからというか、ずっといるんですけど、気配を消してるんでなかなか気づけない人ばかりなんですよね(笑)」

尊・「術後は別人です。名前も変えてもらいます。戸籍も変えます。銀行とかの口座の変更とかこれらの手続きは瀬蓮がしてくれます。別人の職業も斡旋します」




「「「では、“お命頂戴致します。”」」」




尊・「さっそく聡兄が手術だしなぁ。悟は助手してる……。名前どうしようか?直感で!『桐生彩』でどうだ?」

キ・「いいんジャナイ?美人になる予定だし、名前負けしないわヨ」

尊・「キャサリンにも手間かけるなぁ。瀬蓮にも」

キ・「あぁーん!私はあの映画好きだからいいのヨ。自分が女の子を磨けるんだもん。楽しそうじゃない?」

瀬・「瀬蓮としてはこれが仕事ですから。部下も投入すればなんてことない仕事量ですよ」


~その後の依頼人

キ・「どうしてなの?聡クンはマザコンなの?」

聡・「本当に女性の顔というものがわからなくて……。やはり雑誌とかで勉強しようか?」

悟・「ココに来るお客さんの観察でもいいんじゃない?」

聡・「俺は強度の人見知りだから無理だ!」

尊・「聡兄……。また母上と似たような顔を持つ女性を作り上げたのですか?」

聡・「……」

尊・「世の中には同じ顔の人が3人いるって言うけどねぇ」



瀬・「彼女には外国語をマスターしていただき、海外で過ごすように手配をしています」

聡尊悟・「「「瀬蓮は外国語も出来るの?」」」

瀬・「部下に出来る者がいるのでその者に指導させます」


そして、旧・坪内さんは海外で生活することとなった。ついでに外国語を指導した瀬蓮の部下とも恋仲になって海外で共に生活するらしい。よいボディーガードになるだろう。




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