閑話 久我兄弟の日常
尊は鏡をじーっと見ていた。
(俺だけなんだよな、この眼の色。仲間外れ感が否めない)
聡・「どうした?尊。鏡を見つめて?ナルシストか?」
悟・「なになに?尊兄はナルシストなの?」
(気が抜ける……)
尊・「違う!眼の色についての考察をだなぁ!」
瀬・「黒い眼の色は父上の眼の色ですな。尊様は武術も得意で父上に似ていらっしゃいますし」
瀬蓮が現れた。
尊・「……そうなのか」
聡・「俺の薄茶の眼は母上の眼の色か?」
瀬・「はい。母上は聡明で手先も器用な方でした」
悟・「はいはーい!俺は?俺は?半分だよ?」
瀬・「悟様はオッドアイですな。お二人の良いとこ取りでしょう。器用ですし。ラテアートもお上手ですよね。容姿は皆さま良いとこ取りのようで……」
聡・「尊、俺大学の時カラコンでずっと通ってた。面倒だし。乾くし。裸眼がいいぞ」
悟・「俺も片目にカラコン入れて学校に行ってるけど、面倒。忘れると辛いし」
尊・「……そういうもんなのか」
瀬・「坊ちゃん方、眼の色だけにこだわりすぎですぞ!その容姿は間違いなくお二人の良いとこ取り!聡様は手術もなんのそのの器用さ!悟様もラテアートがお上手な器用さ!間違えなく母上譲り!そして、尊様は武術が父上譲りで得意ですね。お三方皆さまいいとこ取りですよ。たかだか眼の色にこだわる事なんかないですよ!」
聡尊悟・「「「瀬蓮に言われるとなんか照れるなぁ」」」
こうして、俺の悩みは瀬蓮によって吹っ飛ばされた。




