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菰宮牡丹は100倍可愛い。  作者: ジンボヤスヒデ@ぼんじー
25/30

あふたーとーく(浮瀬雲母の登場人物紹介)

この話は、本編『菰宮牡丹は百倍可愛い』の後日談です。




ネタバレを大いに含みます。


というか、ネタバレでできています。




お楽しみください。

浮瀬:「小石井くん、登場人物紹介、作ってきたよ。」


小石井:「あぁ、ありがとう。」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


『登場人物一覧 (作:浮瀬雲母)』


小石井頼こいしい・らい

 主人公。高校1年生。九重さくらと知り合い、屋上部を創設。人間の意識の不連続について論じたRW理論に対する不安から、“タブレット”を口にする。しかし、九重さくらや、幼なじみとの会話を通して、その不安を受け入れられるようになる。県の北部を流れる海蔵川(かいぞうがわ)に架かる橋の上で、薙刀家神宮寺真琴に襲われ、川に身を投げる。一命をとり止めるも、脳内に電子機器(デバイス)を埋め込むことになる。浮瀬雲母の正体を知る数少ない人物。


菰宮牡丹こもみや・ぼたん

 高校2年生。本編『菰宮牡丹は百倍可愛い』のヒロイン。ヒロインではあるが、物語開始から3分の1で失踪する。元・生徒会副会長。似ている有名人は、小野小町。

 

双角瑠璃もろずみ・るり

 高校3年生。物語の舞台、県立下之宮高校の生徒会長。本編には直接登場しない。というか、本編には愛称『ツインテール会長』しか登場しないが、実はすごい幼女。


猿渡さるわたり

 高校1年生。サッカー部と屋上部を兼部する。菰宮牡丹の退学後、県立下之宮高校への転校生について、『実は魔法少女だったり。』と、百点の解答を叩き出した。


九重ここのえさくら

 年齢的には高校1年生。人間を模した、機械の形をした人間の女の子。電動車椅子に乗る。機械の身体なので食事はできず、昼休みは教室以外のどこかで過ごす。天才的ハッカー。似ている有名人は、持統天皇。


伊勢茉鈴いせ・まりん

 教師。婚活中。異性との精神的、肉体的交流よりも、人肌の恋しさを満たすため、及び将来への不安を払拭するために恋愛を求める、大人の女性。


神宮寺真琴じんぐうじ・まこと

 薙刀の使い手。師範として指導している。高校2年生。浮瀬雲母のことを憎んでいる。神宮寺真琴と浮瀬雲母の因縁は、『菰宮牡丹は百倍可愛い』の続編で語られる。


九重ここのえきょうか

 九重さくらの妹。幽霊として生きている。ちなみに、幽霊とは、現世に留まる死者の魂で、妖怪の一種として扱われる。浮瀬雲母は彼女に恩を売ろうとしたが、『余計なお世話よ。』と、丁重に断られた。


浮瀬雲母うきせ・うんも

 高校1年生。下之宮高校への謎の転校生。『実は魔法少女』。本名は浮瀬うきせうらら。魔法よりも魔道の方が近い。六花仙(FLOWERs)の一人。『W』。好きなものはミンティアのパイナップル味。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



小石井:「・・・。」


浮瀬:「どうだろう?」


小石井:「えっと。やりたい放題が過ぎませんか?」


浮瀬:「うーん。けど、『ネタバレを大いに含みます。』と断ってあるしね。」


小石井:「限度って言うものがあるだろ。」


浮瀬:「いや、けれど、誰かが言及しなければいけないこともおある。特に、僕と会う前から既に、僕の正体を見破っていた、猿渡くんの偉業とかね。」


小石井:「それはあいつの、ただの願望だと思うけど。というか、浮瀬。お前も猿渡の下の名前、覚えてないだろ。」


浮瀬:「覚えていないんじゃなくて、知らないんだ。だって誰も彼のことを、下の名前で呼ばないだろう?」


小石井:「(確かに…。)」


浮瀬:「それに、生徒会長のことも。読者の誰もが、『ツインテール会長って誰だろう』って楽しみにしながらも、本編には本人は一度も出てこなかった。」


小石井:「それは…本編にはあまり関係なかったから。」


浮瀬:「小石井くんにとってはね。」


小石井:「(え、何その意味深な言い方。)それに、神宮寺くんのことだって、『神宮寺真琴と浮瀬雲母の因縁は、“菰宮牡丹は百倍可愛い”の続編で語られる。』って書いてあるけど、これはもうネタバレというより次回予告だよね?」


浮瀬:「そうそう、これに関しては、僕が六花仙であることにも関係してくるんだけど。」


小石井:「それ、突っ込もうか迷ってたんだけど。『六花仙(FLOWERs )』って何?どうしてそんなに重要そうな内容を、本編じゃなくて後日談で語っちゃうかな。」


浮瀬:「本編で語り切れないことを語るのが、後日談だからね。」


小石井:「(だからって、次回予告や重要な事実を含めるなよ。)

 それで、もう1つ気になったことがあるんだけど、聞いてもいい?」


浮瀬:「なんなりと。」


小石井:「もしかして、浮瀬が屋上でくれた“(タブレット)”って、ただのミンティア?」


浮瀬:「小石井くん、それは実にどうでもいい話じゃないかな?」


小石井:「え、なぜ。」


浮瀬:「君はこの物語で、『確かにそこにある』という意義について学んだはずだよ。形ではなく本質。見た目ではなく中身だ。実際、僕の正体が魔女だとわかったあと、僕と男子トイレに入るのを避けてるよね。見た目は男の子なのに。」


小石井:「それはまぁ、当然だろ。中身が女の子なんだろ。」


浮瀬:「そう。中身は美少女だ。だから、小石井くんが、君の不連続を断ち切るために口にしたもの形が、何であるかは問題じゃない。」


小石井:「“美少女”宣言については突っ込まないぞ。」 


浮瀬:「そうそう、“美少女”は菰宮牡丹の専売特許のようになっているけど、それは間違いだ。『カワイイは作れる』と言うし。」


小石井:「え、浮瀬の女の子モードの顔も、作りものだったの?」


浮瀬:「いや、あれは浮瀬うららの素顔だよ?スッピンだ。

 ちなみに、九重さんは菰宮牡丹の可愛いさを、『尋常なく正義』といい、彼女が悪役なら宇宙の真理が崩壊すると言っていたけど。僕も後日談では、既存のルールに反逆するアバンギャルドなことを言っておきたいな。」


小石井:「(さんざん、やりたい放題してきたのに!?)」




気がつくとそこには、浮瀬雲母(うきせうんも)ではなく、1人の少女がいた。


確かに美少女だ。



|浮瀬うらら:「私の方が、可愛いくない?」



小石井:「本編のタイトルに、真っ向から歯向かうな。」


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