19/35
09壮大な光
何も感じることができない空間。誰もいない。
「モケン 聞こえるか?」
前言撤回 誰かいたわ
「聞こえる。」
「そうか、いきなりで悪いが 生きたいか?」
「ああ 生きたい。」
何をする気だこいつは?
「そうか、準備はいいか?」
「エッ、なんの準備?」
「いくぞ!!! 神化融合!!!」
その瞬間壮大な光と痛みに包まれた。
「なんで殺したのよ!!!!」
スパムは肉薄する、モケンを殺したものに。
「ここは、余の領域じゃ。」
魔法使い達がスパム達を取り囲む。
「スパム!ヤバイぞ!」
あまりのヤバさにマーカが素に戻る。
「余が何をしようと勝手であろう。」
ヘルは淡々と述べる。
「この、」
スパムの言葉は遮られた。壮大な光に、
試合場の真ん中に降り立つ男が1人。
その見た目は筋骨隆々。
背は高く。
白いフード付きのローブを見に纏う。
「我が名は融合神 オーディン !!! ヘル!貴様を倒す!!!!」