第7話(最終話) 動物万歳!
登場人物紹介
犬飼 しおり アニマル•コンダクター、
バルディーの娘、バールディアの妹。
犬飼 まき しおりの妹
新城 ささみ 動物園飼育係
鎌崎 なつ 警視庁刑事
バールディア バルディーの娘
バルディー アニマル•マスター
ガルバン 巨大化した白狼、3白獣。
ジーナス 巨大化した白虎、3白獣。
ナリーヌ 巨大化した白蛇、3白獣。
*登場する名称は全てフィクションです。
「えっ...私が最後の...アニマル•マスター...?ねぇガルバン...どういうこと?」
『しおり、先程バルディーが言ったように不届きなアニマル•コンダクターはアニマル•マスターによって対処されたのじゃ。じゃが、マスターがそう簡単に誰もがなれない為、数は減り、今星にいるマスターはバルディーだけなのじゃ。』
『だけどよ、バールディアじゃマスターにはなれないんだぜ。何せあんな感じだからな。』
『しおりちゃん、マスターには素質がいるのよ。それは誰でも持っている訳ではないのよ。』
「そうじゃ、しおり。3白獣を従えることが出来るお前が唯一ワシの後継者なのじゃ。」
なによ...、マスター...後継者...星の今後って...。
「話の内容は分かるわよ。でもね、私はこの星の住人なの。出生がどうだか分かんないケド、他の星なんかには行かないわよ。」
「しおり...それはワシを倒し、我々の星が大変になろうとも良いと言うつもりなのだな。」
「私はこの星の動物たちとのんびり暮らしたいだけよ。だって、私はここが好きなんだもん。」
「そうか...そうじゃな。しおりならそう言うと思っておったよ。」
「えっ...どういう...?」
「これは誰も知らぬ真実じゃが、我々の星の寿命はもう残り少ないのじゃ。さりとて、他の星への移住は無理じゃ。そこで、幼いしおりをこの星に送り適応するようにしたのじゃよ。」
「適応って...。」
「動物と真に心を通わすアニマル•マスターとしてこの星に残す為じゃよ。」
「残す...えっ、ここにいていいの?」
「ワシと共に星を離れるようならマスター失格じゃ。例え親兄弟であろうと動物の為に必死になれる者こそ誠のマスターなのじゃ。」
『バルディー、これからどうするんじゃ。しおりをここに残すのは良いが、星にマスターが、何れいなくなるのじゃよ。』
『まあ、マスターが決めた事なんだからよう、それでいいんじゃねえか。』
『マスターらしいわね。昔からそう...。でも、だからこそやってこれたのかもね。』
「ワシはバールディアと共に星に帰るよ。ガルバン、ジーナス、ナリーヌ、しおりと共にこの星を頼むぞ。」
『あんたは元マスターだが、嫌いじゃなかったぜ。』
『バルディー様、あまり無理をなさらないようにして下さいね。』
『マスター、ワシは何となく分かっておったのじゃ。しおりをこの星に送った時からのう。あれは、しおりを星のゴタゴタから守る為じゃな。』
「ガルバンよ...お前ならしおりの未来を託せそうじゃな。」
「バルディー...いや、お父さん。ここで一緒に暮らせないかな。」
「しおり、気持ちは嬉しいが、それは出来んな。ワシにはワシの使命があるのじゃよ。」
バルディーは船にバールディアを乗せ、発進した。
あれから数日。
「しおりさん、事件解決のご協力ありがとうございました。」
「鎌崎さんも大変でしたね。」
「我々はこれが仕事ですからね。では、私はこれにて。」
鎌崎さんは署に戻ったようだ。
「しおりさん、まきさん、また来たんですね。」
「ささみさん、順調そうですね。」
「動物園も復活出来そうですよ。怪我した動物もいましたが、全頭無事に戻りましたよ。」
「それじゃあ、また遊びに来れますね。」
「姉妹で遊びに来て下さいね。」
新城さんは見送ってくれた。
自宅に戻る。
「お父さん、お母さん、まき、ちょっといいかな。」
「しおり、皆まで言うんじゃなくていいよ。3白獣と行くんだろ。」
「狼や虎や蛇を嫌がる人は多いし、ここでは獣の生活には則さないからね。」
「お姉ちゃん...行っちゃうの...。」
「まき、お父さんやお母さんの言う事守るんだよ。」
「しおり、これ...持って行きなさい。いざと言う時に役立つだろうからね。」
「ありがとう...じゃ...行くね...。」
「ねぇ...ガルバン...あなた最初...偶然私に会ったような感じで来なかった?」
『実は...探すの大変じゃったよ...。』
『しおりは何でもお見通しってか。やるじゃねぇか。』
『やっぱりマスターの血は引き継がれているようね、しおりちゃん。』
「みんなのお陰だよ。ありがとね。」
『これからどうするのじゃ、しおり。』
「決まってるじゃん。動物たちとのんびり暮らすんだよ。もちろんあなた方3人ともね。」
『そうじゃな、人間と動物が仲良く暮らす日々か...。マスター...あんたは正しかったようじゃな...。』
別の星のとある建物。
「バルディーはしおりを連れて帰ってはおらんのだな。」
「バールディアは一緒だったけどしおりはいないわね。」
『あの星ごとブッ壊せばいいんじゃね。』
「星はどうでもいいわよ。」
誰か来た。
「皆...集まっているな。」
「はっ...ダーク•アニマル様♥️」
「よいか、バルディーは病気で亡くなった。娘のバールディアでは到底アニマル•マスターなどなれん。今、我々の野望を阻止する唯一の存在はしおりと3白獣のみ。皆の者、かの星に出向き、しおりと3白獣を倒し、我々の時代を築くのだ!」
アニマル•パニック 完
ふぅ...、完結したね。
でも...まあ...次考えちゃったよ。
アニマル•パニック2、よろしくね。




