第6話 姉妹対決
登場人物紹介
犬飼 しおり アニマル•コンダクター、
バルディーの娘、バールディアの妹。
犬飼 まき しおりの妹
新城 ささみ 動物園飼育係
鎌崎 なつ 警視庁刑事
バールディア バルディーの娘
バルディー アニマル•マスター
ガルバン 巨大化した白狼、3白獣。
ジーナス 巨大化した白虎、3白獣。
ナリーヌ 巨大化した白蛇、3白獣。
ゴッドライオン 巨大化したライオン
*登場する名称は全てフィクションです。
「ガルバン、バールディアって強そうだよ。」
『マスターの継承者じゃからな。』
「私...勝てるのかな...。」
『おいおい、俺らのマスターがそれじゃダメだろ。』
「えっ...マスター?」
『そうよ、しおりちゃん。あなたは私達のマスターよ。ねぇガルバン。』
『そうじゃしおり。我々3体はお主の元で生きる運命なのじゃ。』
『だからよぅ、ビシッとやってくれよ、しおり。』
「ガルバン...ジーナス...ナリーヌ...、そうだよね私がしっかりしないと皆が困るよね。」
しおりはスーパーアニマルタクトを握りしめる。
「姉さん...いや、もう姉妹とかじゃないよ。バールディア、あなたを倒しこの世界に平和をもたらすよ。」
「覚悟は出来たようね、しおり。」
バールディアは構える。
「行くよ!ガルバン、ジーナス、ナリーヌ!」
3白獣はゴッドライオンめがけ突進する。
『たかだか白獣の分際で、このライオン様に向かうとは、返り討ちにしてくれるわ!』
巨獣4体が激しく戦う。
「みんな、負けないで!」
しおりの思いがタクトに伝わり、スーパーアニマルタクトが輝き出す。
『おお...力がみなぎるのじゃ。』
『スゲーぜ!強くなってるぞ!』
『しおりちゃんの気持ち、受け取ったわよ。』
3白獣は力を溜め、ゴッドライオンに突っ込む。
「何やってんのよ、ゴッドライオン。あんな3匹やっつけちゃいなさいよ。」
『バールディアとか言ったな。お前でははなからあの娘には勝てなかっただろうな。』
「どういうことよ。」
『あの娘は敵であるワシにも慈悲を向けておる。ワシも所詮動物じゃ。お前の道具ではないのだよ。』
「もういいわ、たかがライオンにそんなこと言われたくないわよ。」
『そうか...まあ...お前さんなら...そうじゃろうな...。』
ゴッドライオンは静かに大人しくした。
「ライオンさん...今元に戻してあげるね。」
しおりはタクトを回す。
ライオンは元のサイズに戻った。
「ささみさん、後は頼みます。」
「分かってるわ、しおりちゃん。」
捕獲車両でライオンを捕らえるささみ。
「さあ、バールディアどうするの。」
「この私がしおり如きに遅れを取るとでも言うのかしら。ないわね...。」
『バールディア、もうよいではないかのぅ。』
『そうだぜ、無理すんじゃねえよ。』
『あなたも分かっているんじゃないかしら。』
「ふん、3白獣に言われたくないわよ。でも、そうかもね。」
「お姉ちゃん...。」
「しおり、こんな私を姉と呼んでくれるのかしら。」
「もちろんだよ。お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ。」
「しおり、これであなたが真のアニマル•マスターよ。私は潔く...。」
『自決とか言うんじゃなかろうな。』
「ガルバン...。」
『そもそも、アニマル•マスターは何人もいるのじゃよ。』
『そうだぜ、バールディアとしおりが戦うことなんてないぜ。』
『しおりちゃんだって、お姉さんと仲良くしたいわよね。』
「うん、みんなの言う通りだよ。これからはお姉ちゃんと一緒にやっていくよ。」
「しおり...でもそれは無理ね。私は元の星に戻るわ。」
「何で...お姉ちゃん...。」
『しおり、何か近づいてくるぞ。』
宇宙船が近づき、中から男性らしき人物が出て来た。
『まっ...マスター...どうしてここへ...。』
「ガルバン、ジーナス、ナリーヌ、ご苦労じゃったな。バールディア、そなたではしおりに勝てぬと言ったじゃろ。」
「ですが、お父様...。」
「お前は母星に帰りアニマル•コンダクターとして修行せい。さて、しおり。」
「あなたがバルディーさん...私の本当のお父さん...。」
「そうじゃ、しおりよワシと共に母星に戻るのじゃ。」
「私はこの星の人だよ。他の星なんかには行かないよ。」
『そうじゃな、しおりならそう言うと思っておったよ。』
『やっぱ、そうこなくっちゃな。流石俺のマスターだぜ。』
『バルディーさん、そう言うことだから諦めてバールディアさんと帰ったら。』
「成る程な。しおり、成長したようだが、ワシもすごすご帰る訳にはいかんのだよ。」
「じゃあ、どうすんのお父さん。」
「ワシもアニマル•マスターじゃ。しおりがアニマル•マスターになった今、勝負で決着をつけるしかあるまい。」
「やだよ、何でお父さんと戦うのよ。」
「それが運命なのじゃ。さあ来い、しおり、ガルバン、ジーナス、ナリーヌ。」
『マスター...あんた...まさか...。』
『らしくないぜマスター...。』
『どうしちゃったのよマスター...。』
「ならば説明せねばならんかの。しおり、よく聞くのじゃ。」
「かつて我星では人間と動物が常に争う日々が続いておった。しかし、仲良くしたいと考える人間がアニマル•コンダクターとなり、一部の動物達と協力したのじゃ。
じゃが、アニマル•コンダクターの中に良からぬ事を考える者が出て、動物を操り人間を支配しようとした者が現れた。
そこで、アニマル•マスターと呼ばれる者が全ての人間と動物の平和の為、秩序を守る役割を持ったのじゃ。」
「それはいいけど、何で私が母星に行かなきゃならないのよ。」
「お前が最後のアニマル•マスターじゃからな。」
第7話(最終話) 予告
今、星の運命をかけた最後の戦いが始まる。
しおり、ガルバン、ジーナス、ナリーヌの未来は?バルディーの真の目的とは?
次回 「動物万歳!」
遂に明かされるしおりがこの星に来た訳。
次回で最終回かぁ...。
ではまた。




