1.革命野球誕生
尾張デビルズ...
戦国プロ野球中部地方リーグでも万年最下位に近い弱小チームである。
ここに革新的な戦法で戦国野球界に激震をもたらすと企む一人のピッチャーがいた。
織田信長
透き通る様な金髪に帽子からはみ出すポニーテール。
気が強そうな眉毛のすぐ下に観るものを射抜く大きな瞳。
豪速直球・打撃一辺倒がトレンドである今の野球会に真っ向から反発し、徹底的な情報分析と変化球でバッターを討ち取る異端児だ。
弱小尾張デビルズを最強にする!
自分がエースになってからその一心しかない。
【登場人物】
◆織田信長 — 革命のエースピッチャー
尾張デビルズの絶対的エース。
透き通るような金色の髪を高く結んだポニーテールがトレードマーク。
豪速球・打撃至上主義が主流の戦国野球界で、彼女が選んだのは徹底した情報分析と巧みな変化球。
型にはまらない自由な発想で相手を翻弄し、常に一歩先を見据える戦術家でもある。
強気で負けず嫌い。気が強い眉と大きな瞳は、まるで戦場の嵐のように激しく輝く。
勝利のためならどんな困難も恐れず、チームの弱さを自らの手で覆そうとする不屈の闘志を秘めている。
彼女の野球は、ただの勝負ではない。
それは既存の常識を打ち破る“革命”の一球。
尾張デビルズを最強へ導く、その使命を胸に今日もマウンドに立つ――。
◆木下藤吉郎秀吉 — 戦国野球界の陽気な遊撃手
尾張デビルズの遊撃手として俊足と鉄壁の守備を誇り、誰からも愛されるムードメーカー。
ピンク色の髪を左右から柔らかく揺らし、あふれる元気と笑顔でチームに明るさをもたらす。
しかし、彼女の心にはひとつの大きな夢があった。
それは、戦国野球最強のキャッチャーと称される武田信玄に憧れ、いつか自分もその座に立つこと。
やがて信長に代わってチームの中心となる決意を固め、遊撃手からキャッチャーへ華麗なポジションチェンジを果たす。その努力と負けん気は誰にも負けず、采配の腕も日に日に磨かれていく。
直感と洞察力を武器に、戦況を見抜き的確に指示を出す姿は、まさにチームの“頭脳”。
チームメイトからの信頼も厚く、信長との師弟関係やライバル心が、彼女の成長をよりドラマチックに彩る。
尾張デビルス内では、藤吉郎と利家と小六が信長に猿犬猫バカトリオと怒られる事が多い。
その時は、藤吉郎はなんとかごまかそうとする。利家は全力であやまる。小六は巻き込まれただけだと不遜な態度。
戦国野球の未来を担う、陽気で熱い第二の主人公である。
◆徳川家康 — 三河セイクリッドフェニックスの静かなる知将、キャッチャーで守備の要
三河セイクリッドフェニックスの冷静沈着な精神的支柱。
肩まで伸びた黒髪を凛とまとめ、落ち着いた佇まいでチームを見守る。
感情に流されることなく、常に最善の策を考える戦略家。
どんな激戦の中でも動じず、冷静に状況を分析し、的確な采配でチームの勝利を導く。
堅実な守備でチームの土台を支える存在でもある。
信長や秀吉の激しい情熱とは対照的に、堅実で安定感のある存在。
その静かな強さと信頼は、チームの心の支えとなり、長きにわたる戦国野球の荒波を乗り越える原動力となる。
未だ開花途上の才能を秘め、物語が進むにつれ確実にその実力と存在感を増していく。
三河セイクリッドフェニックスの未来を託された、知性と落ち着きを兼ね備えた第三の主人公である。
◆前田利家
ポジション:ライト(外野)/強打系スラッガー
口調:
「信長姉さん、アタシ、またホームラン打っちゃうよ!」
「みんながいるから、打てる気がするんだよね!」
デザイン:
短めの金茶ヘアにリストバンド、汗と笑顔が似合う快活系。
体格は筋肉質で健康的、ユニフォームの袖をまくっていることが多い。
バットを担いで走る姿が似合う、まさに元気っ娘!
ポニーテールではなくスポーティなショートボブ。
◆柴田勝家
ポジション:キャッチャー/普段は寡黙、練習中は熱血の二重人格捕手
赤みがかったショートカットに、鋭い眼光、口元には傷のような絆創膏。
グラブには「魂」と刺繍がある。
ユニフォームはパンツスタイルで、キャッチャー防具も赤と黒でカスタマイズ。
大柄で胸板厚め、いかにも「姉御」な体格。でもピンクのリストバンドだけは乙女心の名残。
普段の姿:無口で無表情な“影の番長”
学校や移動中など、日常の勝家はとにかく寡黙。
返事は「……ああ」「……別に」など短文のみ。
表情も乏しく、感情の読めないクールキャラ。
チーム内では「怒ってる?」「機嫌悪い?」と誤解されがち。
でも実は、仲間思いで観察眼が鋭い。みんなの変化に気づいている。
ノートにこっそり**「捕手ノート」**をつけており、信長のクセなどがでびっしり分析メモ。
野球モード:性格豹変の“熱血姉御”グラウンドに立つとまるで別人。
声を張り上げて投手や内野を鼓舞し、常に全力。
「おらーッ!気合い入れろッ!」と叫ぶ声が球場に響く。
試合中は誰よりもアツく、「魂」という言葉を頻繁に使う。
尾張デビルスのマスコットキャラクター「でびにゅん」を寵愛する。
その秘密は利家しかしらない。誰にも言えない。
■蜂須賀小六
ポジション:三塁手/キャラタイプ:関西弁のノリツッコミ役
木下藤吉郎の旧友であり、彼の数少ない過去を知る人物の一人。明るいが木下藤吉郎のふりまわされ役、軽妙な関西弁を操りながらも、チームの空気をまとめる潤滑油的存在。普段は群れるのを好まず一匹オオカミ気質だが、藤吉郎に誘われて利家を含めた3人組で行動することがよくある。
守備では冷静かつ的確に動き、三塁手として堅実な守備を誇る
漫才のような藤吉郎との掛け合いは、試合中の副音声のような存在感を放つが、本人はあまり好きではない。理由:ふざけすぎて信長に怒られるため
藤吉郎が最近は利家にちょっかいを出しているため、内心ほっとしている
後に竹中半兵衛にサードの座を奪われるが、その実力を素直に認めており、まったく気にしていない
性格が単純でさわやかなため、しこりを残さず自然体。
語り口・口調
関西弁で軽口を叩くが、状況をよく見ているタイプ
仲間への気遣いも忘れないが、それを茶化して表現するのが信条
◆森蘭丸
ポジション:マネージャー/戦略データ担当
口調:
「信長お姉さまの勝利のためなら、私は命を賭けます」
「データは裏切りません。……あとは、あなた次第です」
デザイン:
長い銀髪を編み込み、紫がかったセミロングの陰りある瞳。
常にタブレット型の巻物デバイスを携帯。
マネージャー制服は和装風×モダンベースボール。
華奢な体型で運動は苦手だが、頭脳は超一級。
一見無感情だが、信長の言葉にだけ頬を染めることも。
◆滝川一益
ポジション:センター/氷属性・ツンデレでプライドの高いクール万能型
口調:
「派手さは要らない。アウトを取ればそれでいい」
「……勝利。それだけを追いかけてるだけだ」
信長への忠誠は確かだが、一言多いツンデレ気質で反発もしばしば。
的確なバッティングのよる出塁率と冷静な頭脳と優れた守備力でチームの外野守備の中心。
静かな情熱を胸に秘め、秘かに自身の実力を磨いている。
デザイン:細かい束感のあるストレートロング。毛先に向かって薄くなる銀青ぎんせい色のグラデーション。前髪は目にかかる程度の斜めバング。試合時は後ろで結い上げ、普段は下ろしている。
冷たい印象のライトグレーの瞳。時折ふと優しさがにじむ。緊張感のある場面では鋭く光る。
表情基本はクールで無表情気味。時おり照れ隠しで顔をそらす「ツン」要素あり。
信長と口論する時だけ感情がやや露出。尾張デビルズの標準ユニフォーム(黒×紅×金)を、細身かつストイックに着こなす。アンダーシャツは長袖。守備時は黒革グローブ、バッティング時は白グローブ。
長身でスレンダー、無駄のない筋肉と柔軟さを併せ持つアスリート体型。走塁姿が美しいと評判。
氷のように冷たいが、時折見せる微笑や照れが心を打つ“ギャップ美人”。口調はぶっきらぼうだが、礼儀はある。
ユニフォームはジャストフィットでシンプル志向。
守備グローブは真っ白なカスタム、バットも無地。
戦場のような集中力で試合中は誰にも話しかけさせないタイプ。
氷のような沈着さの奥に、信長への信頼を秘める。
◆丹羽長秀
ポジション:ライト/参謀型インテリプレイヤー
口調:
「信長様、ここはバントシフトを敷いて様子を見ましょう」
「野球とは、盤上の戦。駒は、最も正しい位置に置かれるべきです」
デザイン:
落ち着いた栗色のロングヘア、眼鏡と電子スコアブックがトレードマーク。
ユニフォームは常に整えて着こなし、サポーターや道具にも気配りが行き届いている。
体格は華奢だが姿勢が良く、知性を感じさせる。
時にはベンチ裏で他チームの弱点を分析していて、影の司令塔としても知られる。
◆池田恒興
ポジション:セカンド/キャラタイプ:天真爛漫アクロバット娘
信長の乳兄妹で、いつも無邪気な笑顔を振りまくチームの太陽。
身のこなしはまるで風のように軽やかで、守備範囲は広大。時に華麗なアクロバットプレイで観客を魅了する。
どんなにピンチでもポジティブに振る舞い、チームの士気を爆上げするムードメーカー。
しかし、どこか純粋すぎて天然な一面も持ち合わせている。
やや短めのポニーテール。毛先に元気な跳ねがあり、左右に編み込みのリボンを巻いている。髪色は明るいひまわり金(黄み寄りのライトブロンド)で、日差しを受けると輝く。
空のように澄んだターコイズブルーの大きな瞳。感情がダイレクトに表れるアニメ的な表情豊かな目元。
表情常に笑顔、または「えへへ~」と照れたような表情。緊張感のある場面でも「だいじょーぶだよっ♪」と口角を上げる底抜けポジティブ系。
尾張デビルズの標準ユニ(黒×紅×金)にアクロバット仕様のハーフスリーブ&軽量グローブ。グラブはレモンイエローで視認性高め。動きやすさ重視で、スパッツにやや短めのパンツ丈。
小柄でスリム。身のこなしが軽く、まさに“飛び跳ねるような走り方”をする。筋肉質というよりはバネ系の体型で、ストレッチ性あるフォームをもつ。
元気と陽気を象徴する「チームの太陽」らしく、いるだけで場が明るくなる。ドジってもすぐ笑って許されるタイプ。
リストバンドにスマイルマーク、ポニーテールの根元に付けた「晴れ模様」チャーム。守備時の肘スライダー用プロテクターがピンク。キャップはいつも斜め被り。
信長にだけちょっと甘えん坊な一面を見せる。「ねえねえ信長ちゃ~ん♪」と懐くが、プレーになると真剣。チーム内では誰とでも仲良し、蘭丸にはやや天然ぶりを心配されている。
◆佐々成政
ポジション:レフト:強肩強打・野性味あふれる美少女アタッカー
外見
•健康的に日焼けした小麦色の肌、しなやかな筋肉のついた引き締まった体。
•髪は少し乱れ気味のポニーテール、動きやすいように袖をまくったユニフォーム姿。
•豪快な笑みと鋭い目つきが印象的だが、時折見せる照れ顔は破壊力抜群。
性格
•直情的で豪快、感情の起伏がはっきりしている。
•考えるより体が動くタイプだが、野球への情熱は人一倍。
•仲間想いだが、不器用なため気持ちがうまく伝わらないことも多い。
•相手を挑発したり揺さぶったりするのは苦手だが、やってみたい好奇心は強い。
プレースタイル
•外野からの送球はチーム随一の強肩。低く速いレーザービームで走者を刺す。
•打撃はフルスイング主体で、当たれば一発長打の豪快型。小技は不得手。
•守備範囲が広く、飛び込むことも躊躇しないアグレッシブさ。
関係性
•柴田勝家:同期入団のライバル。口論ばかりだが一番信頼している。勝家が冷静・理詰め型に対し、成政は感覚・本能型。
•織田信長:素直じゃない忠誠心。「命令なら従うけどな」と口では言うが、内心は認めている。
•チームメイト全般:面倒見は良いが、からかいには弱い。意外と年下メンバーに振り回される。
口癖・セリフ例
•「おう、やってやんよ!」
•「そっちが来るなら、こっちも全力だ!」
•「ちっ……やってみなきゃ分かんねぇだろ!」
•「わ、笑ってねーし! べ、別に緊張してねーし!」(図星を突かれた時)
◆お市
ポジション:ベンチ入りマスコット・マネージャー見習い/キャラタイプ:天然妹系美少女
信長の実妹で、チームの癒し役。天真爛漫な笑顔と天然発言でチームメイトの心を和ませる。
無表情だと信長にみえてみんながビビるので、人前ではなるべく明るく努める。
試合中はチアガールの制服で応援し、チームに不思議なパワーを与える存在。
兄を誰よりも信じており、その純粋な想いはチーム全体に好影響をもたらす。
革命児の妹だけあってポテンシャルが...?
尾張デビルズ 基本打順表
打順選手名ポジションキャラタイプ・特徴
1番木下藤吉郎秀吉遊撃手俊足・鉄壁守備、後にキャッチャー転向予定
2番池田恒興二塁手天真爛漫アクロバット娘、信長の乳兄妹・ムードメーカー
3番前田利家一塁手豪快なスイング、義理人情厚い姉御肌
4番柴田勝家捕手熱血姉御肌、信長を信じて全力で支える
5番織田信長投手金髪ポニテの異端児、変化球の革命児
6番蜂須賀小六三塁手関西弁姉御肌、藤吉郎の旧友、副音声担当
7番滝川一益中堅手クール万能選手、裏の主砲
8番丹羽長秀右翼手頭脳派・チームの参謀
9番佐々成政左翼手氷属性・ツンデレ系、柴田勝家の同期ライバル
控え明智光秀控え投手クール知的転校生、信長のライバル
他キャラ設定等
◆武田信玄 ──「球神の豪傑」
キャッチコピー
「笑え!吼えろ!これぞ風林火山野球!」
・プロフィール
年齢:18歳(高校3年相当)
ポジション:捕手兼4番打者
打撃スタイル:パワフルなフルスイング&読みの鋭いリード。
相手投手を煽りながら打ち崩すタイプの心理戦が得意。
・外見・ビジュアル
髪型:赤茶のボリュームあるサイドテール+金の簪風髪飾り
目:金茶の瞳。いつも笑っているような形だが、時折鋭く光る
服装:赤・黒・金を基調とした戦国甲冑風ユニフォーム。キャッチャーギアにも獅子紋が入っている
雰囲気:威厳とユーモアが同居する「朗らかな猛将」
・性格・特徴
性格:
豪快、ちゃっかり、情に厚い。あえて大げさな口調で場を和ませるタイプ。
しかし戦場(試合)では鬼のように厳しく、冷静な観察力も持つ。
信条:
「笑って勝つのが、わしの流儀よ!」
特徴:試合前は「勝つぞーッ!!」とチーム全体を巻き込んで盛り上げる。ギャグも飛ばす。
しかしリードやサインは極めて的確。ツボを突く。
上杉謙信に対しては「謙信ちゃんはほんま神がかっとるのう」など冗談めかして評するが、内心では最大の敬意を抱く。
■口癖・セリフ例
「わっはっはっ!まだまだ面白くなるぞい!」
「打たせて取る? いいや、ぶっ飛ばして笑わせろい!」
「謙信や、そなたはまた仏みたいな顔しおって…そりゃあ当たらんわい!」
「お主らぁ〜、それで全力か? 甘いのう!」
「勝って嬉しや花いちもんめ、負けりゃ悔しやリベンジじゃ!」
◆上杉謙信 ──「神域のスラッガー」
キャッチコピー
「一打、天を裂く。毘沙門天の申し子」
・プロフィール
年齢:17歳(高校2年相当)
ポジション:主に4番・指名打者、時に一塁手
バッティングスタイル:左打ち。驚異的なバットコントロールと対応力を持つ“ゾーン外”スイングが代名詞。外角ギリギリ、ワンバンでもヒットにしてしまう。
・外見・ビジュアル
髪型:銀白色のロングヘア(風になびく柔らかいストレート)、一部を細く編み込んでおり、戦国の名将らしさを演出
目:神秘的な紫色。戦況を読み切る冷静な眼差し
服装:「毘」の文字が入った和風ユニフォーム。ほぼ白を基調とし、銀と紺のラインで気品を演出。鎧風の防具に洗練された美しさが宿る
雰囲気:静かで威厳がある。笑わないが、笑ったときの破壊力は凄まじい
・性格・特徴
性格:孤高の天才。冷静沈着で、感情の起伏をあまり表に出さない。
信条:野球とは神への奉納。全ての試合に「祈り」と「覚悟」で臨む。
特徴:打席に立つと、観客も空気も静まる。まさに“神域のスラッガー”
試合中でも刀のような集中力を保ち続ける。
時折、敵味方問わず若干説法めいたことを呟く(「打たれることは恐れぬが、打てぬことを恐れよ」など)
美しすぎて敵軍からファンが出ることも…
・口癖・セリフ例
「打つべき球は、ただひとつ。天が与えし一球のみ」
「心を鎮めよ。我、今より撃たん」
「この一打が、我が信仰」