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巫女の行方⑥突入



「式神?!こっちにもあったのか?…いや、向こうのがどんなもんか知らんけど…映画とかで見た気もする…」


「そりゃ…下の世界は、この世界の派生世界らしいからなぁ、似たようなもんもあるだろ、…まぁ、ワシの時代には朝廷も力を失っとって、そんな陰陽術のヨタ話を聞いてもピンと来なんだ、遠く…西国の者なら知ってもいるのだろうがな、ワシも向こうのは詳しくは知らん」


英二が補足する。


「向こうの陰陽師は朝廷の下級官僚みたいなものですよ、吉凶を占ったり儀式をしたりとか…元々は日本古来の呪術をベースに中国から来た風水術や道術、或いは方位学何かの学問を組み込んだ、中には符術も有って、俺はその辺に外国の符術との違いが有ると思ってるけど…」


「あぁ、確かに台湾のキョンシー映画みたいなの観た事が有る符術は使ってたけど、紙から疑似生命を創造するなんてのは無かった…よね?分からんけど…」


英二は正人の疑問にもう少し詳しく説明を始める。


「道術の霊符はシステマチックな霊界の概念を作って、お役所みたいに…これこれこう言う訳だから目に見えぬ世界の者はこれを速やかに遂行して下さい…急急如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)!ってね…役所の届け出書類みたいなもので、そこが違う所なんだろうね、前に話した役行者(えんのぎょうじゃ)の話では無いけど…彼は行者だから陰陽師では無く山伏みたいな山岳信仰に関連してる筈だけど、やっぱり神を作るみたいなのは日本や、こっちのアシハラ独自の発想なんだと思うよ?しかし、こちらに陰陽術があったとは初耳です、どうやって作ったんです?」


ついでに式神の製法に付いて弥之助に聞いてみたが…


「まぁ、こっちじゃ言霊の術が一般的でのぉ…陰陽術は使い手が少ないのよ、声法に比べて霊力の消費は多いが、ワシは音痴でな…どうしても音程が、ゲフン…作り方か、最初は人型に紙を切って作った筈なんじゃが、手順通りに雷精を呼んで、ワシの霊体の一部と、最後に息を吹き込んで作るんだが、したら何故かオオクワガタになったのよ…」


「なんだそりゃ?よっぽどオオクワガタに思い入れでもあったのか?」


「もしかしたら、童の頃になぁ、弟がオオクワガタを捕まえてな、あんまりにも自慢されるモンだから、ワシも捕まえてやろうと山に三日ほど潜ったのよ…まぁ…結果は結局捕まえられず、親父殿にこっぴどく怒られて終わりよ、きっとワシの無念の思いが黄金丸になったのやも知らんなぁ〜」


「あーそれで山にね、凄いのか何なのか分からなかったけど、そう言う事ね、良く見るとコイツ格好良いよなぁ♪金ピカのオオクワガタかぁ〜、そう言えば子供の頃はデパートの昆虫売り場でバカ高いオオクワを指をくわえて見てたっけなぁ〜、なぁ!爺さんちょっと触らせてくれよ♪」


正人は弥之助の肩に乗る黄金丸を触ろうと手を伸ばすが、サッと弥之助に躱される。


「おっと!小僧!触らん方がええぞ!コイツはワシの分身みたいなモンじゃ、ワシ…お前嫌いだからコイツも多分お前の事は嫌いじゃぞ?」


「え〜!何だよそれ!嫌われる様な事したっけ?ちょっとくらい良いじゃんか!ケチ!」


正人は心外そうに文句を言うが、人間とは自分の行動は意外と見えない物である。


美咲が呆れ顔で零す。


「おじいちゃんさぁ〜どうせ作るなら、もっと妖精みたいのとかさぁ?なんで男って虫とか好きかなぁ?アタシは触りたいとか思った事無いんだけど、変なの〜」


「何を言うか!カッコいいじゃろがい!まァ…オナゴに分かって貰おうとは思わん……ふむ…」


美咲を一喝し、弥之助は顎髭を引っ張りながらニヤニヤして正人に告げる。


「それになぁ、黄金丸とワシは繋がっとるでな、だから雷撃に対しては無敵と言って良い、それにな、他の人間が触れると…ん…ククク♪ほりゃ!これはさーびすじゃ!黄金丸!小僧の手に乗ってやれ!」


「お?良いのか♪」


正人が手のひらを差し出す…


黄金丸がブン、と羽根を羽ばたかせて正人の手の平に乗る。 


…その瞬間…


「にぎゃあ!!!ビリッと来たぁ!!!」


直ぐに飛び立ち弥之助の肩に戻る。


「わっはははは〜!どうじゃ小僧!ザマァ無いのぉ〜どうじゃ電撃の味は♪殴られるのと全く別物じゃろ!一撃で心の臓が止まる事すら有る。雷術を使える者は大気の素養が有る者でも使える者は少ないでな、小僧の土の術で、石や鉄を創造出来んのと同じよ♪敵におったら対策は必須…水術使いの水の壁で散らすか…それでも完全に散らす程の質量の水を生み出せる術師は滅多におらん、地術の避雷針もあったか?…例の小鬼が使う落雷はどうにかなるだろうが、魔鳥の雷槍の様な指向性を持った術には効果が薄い、大気の壁でも防げはするが、完全に…と言うほどでも無い、ある程度は被弾する。だから谷の妖女を皆避けるのだ」


雷術の特性として、有る程度の水の属性は貫通出来るが防御術の性質によっては無効化される事も有る、結局の所それは質量であろう。


逆に水属性の質量攻撃には雷術の結界等は意味をなさない。

 

正人の地霊の天蓋…土のドームなら防げるで有ろうが、視界は塞がれ行動出来ない上に消費も大きく、ダメージ量次第でマインドダウンを起こす可能性すらある。


襲撃する際には悪手でしか無い。


ジョーイも話に参加してくる。


「雷術師が希少ってのは昔からなんだ【五闘星】って有名パーティーの中に【雷符連撃】って二つ名の道士がいたんだけど、彼は他のメンバーに比べて二十以上年下でね、若くして有名パーティーに参加出来て二つ名持ちになれたのも雷術を使えたからだって言われてるんだ」


正人はその話を聞き、成る程と合点がいった。


(うぅ…マジでびっくりしたぜ、感電ってこう言う事なんだ…耐えるとかそう云うタチの話じゃ無いかも、それに…爺さんが妙に自信有り気なのはそういう理由か、久しぶりに現場に出てはしゃいでるってワケでも無さそう、英二と鈴本さんを守りながらザコ狩りに専念するか、ボスは美咲ちゃんに任せて…)


「……分かったよ…取り敢えず斬り込むのは爺さんに任せた方が良さそうだ」


「かぁっ!やっと分かったか!小僧らで魔獣や雑兵、それと出来れば親玉に対処せい!雷術使いの小鬼はワシに任せるがええ!お前らで無理なら大将首もワシが貰う、さぁ眼鏡の娘が起きたら奴等の集落に乗り込むぞ!それまで各人食事やら準備を済ませておけい!」



 ◆ ◆ ◆



【大酒飲みのドン】の集落……


巡回に出していた小鬼が、一匹慌てて駆け込んで来る。


集落の周囲には何処かから掘り出して来た物なのか、木の柵と柵の間に比較的綺麗な有刺鉄線が張られている。


森の中に点在する廃墟の中にでもあったのだろう。


とはいえ、小鬼の背丈程度の高さの柵で有るので、小さな獣程度しか防げない。


「おい!ドン!ドン!戦士風の現人のジジイがこっちに来る!旗も立ててねぇのに何で村に来れたんだ?!そ、そうだバグの奴が捕まって首を落とされた!」


集落の中央で冒険者から奪った酒ダルを抱え、酒を飲む小鬼…と…言うには妙に大きい。


背丈は現人の男と然程変わらない、筋肉の鎧に覆われた肉体に、真っ赤な肌、ほんの二ヶ月程前までは部分的に赤いだけだったのだが、今や全身赤色に変わり、その肉体からは凶悪な呪力が溢れんばかり。


完全な色付きに進化を果たしたこの集落の小鬼のボス…ドン…


「フン!少し焦り過ぎたか、集落の場所を変えておくべきだったな、仕方ねぇ一人で来るって事はそれなりの実力者かも知れん。奴隷とガキ共を小屋に隠せ!お前等は何時もの様に隠れて待機しろ!イダ!お前は岩山に登ってジジイを狙え!」


凶暴そうでガサツな見た目に反して妙に知恵が回る。


イダと呼ばれた他よりは大きいが妙に甲高い声の小鬼、目の周りや身体に青黒い斑点が点々と…


こちらは色付きになる途中であろうか?


ドンの右腕イダが了解の返事をしながら問い掛ける。


「わかったぜ!赤毛のメスは吊るさ無くて良いのか?」


「ああ、今から来る奴はこっちで呼び込んだ奴じゃねぇ、奴に薬を飲ませて囮にする暇なんかねぇだろ?あの凶暴なメスは放っておけ…岩屋に閉じ込めときゃ良い…」


イダは岩山に駆けて行き、他の子鬼達は有刺鉄線を背に、二十匹程が枯れ草で作った遮蔽物で身を隠し待ち構える。


ドンは十数匹を率いて入り口から離れた岩山の陰に待機する。


すぐ近くのコンクリートと鉄骨で作られた岩屋の鉄扉を叩く音と、くぐもった女の唸り声が聞こえる。


口でも塞がれているのか声が出ないのか、集落の異変を察知して騒ぎ出したのかも知れない。


「チッ!煩えメスだな!まぁ良い、強かろうが相手はジジイ一人だ、数で押し切れば問題無いだろう」


小鬼の一匹に別の命令を下す。


「念の為にお前は魔獣の檻の前で待機しておけ、、問題無いとは思うが…万が一の時は分かってるな?」


「ああ…分かったぜ族長、どうせジジイだ魔獣のエサにするくらいしか使い道はねぇ♪」


命令を受けた小鬼は檻の前に走って行った。


やがて……踏み込んで来た現人の声と、大きな落雷の音が聞こえた。


「行くぞ!テメェら!多分イダが殺ったと思うが、油断すんじゃねぇぞ!」


小鬼達は雄叫びを上げ、入り口に隠れている仲間に合流すべく駆け出して行く、ドンもそれに続き走り出す。


だが…


 ◆ ◆ ◆


集落の入り口から中に向けて小鬼の首が放り込まれ、コロコロと転がり周囲に黒い血を飛び散らせる。


集落に入って来た老人の周囲には、金色の光の様なものがブンブンと音を立て飛び回っている。


「小鬼共!聞けい!我が名は高木弥之助!お主らの奴隷と焔の巫女を貰い受けに来た!すぐに差し出せば痛みを感じさせずに首を跳ねてやる!差し出さねば……」


どっちにしろ黒き魂を持つ者とは相容れない、惨殺…殲滅以外の選択肢は無い。


それは小鬼達も理解している。


イダの落雷を待つ。


岩山の上からイダが下をみてニヤリと嘲笑う。


「バカナジジイメ!クサソウナニクダゼ、ツカエソウナノハ、ヨロイトブキクライカ……ジャア…サヨナラダ!」


手を弥之助の方に向ける。


…狙った箇所の空気中がバチバチと放電し始め…


下に向かって轟音を立てて光の柱が立つ!


轟音と閃光が収まっても、老人…弥之助には何も起こって居ない。


それどころか周囲を飛び回る光は、先程よりも強い光を放ち高速で飛び回っている。


「ナッ!ナゼ?!」


轟音を合図に一斉に小鬼達が枯れ草の影から飛び出す!


「黄金丸!紫電の檻じゃ!」


飛び回る光が弥之助の頭に止まると、老人を中心に半径二メートル程の空間に断続的に稲妻が走る!


群がり弥之助に殺到した数匹の子鬼が、結界に触れて叫び声を上げながら次々と地面の上に転がる。


「グギィィィィィィ!!!」


それを見た他の子鬼達は躊躇して踏みとどまり、集落の奥から人間程の大きさの赤い小鬼と数十匹の小鬼が走り寄って来る。


「コレハ!ナニガアッタ!アノジジイ…イダトオナジチカラカ!……ダガ…ケッカイモナガクハモタネエ!…オマエラ!ジジイノチカラガツキルマデチカヅクナ!」


かつてカレンを倒したのと同じ作戦を取る。


今度は攻撃をする必要も無い…待つだけ…


「カカカカ!ワシが一人で来たと思っておるのか!デカくとも所詮は小鬼よ!者共!今ぞ!」


「応!」

「了解!」

「アイツが親玉ね!」


正人とジョーイ、美咲がそれぞれ姿を現す。


ジョーイが予め掛けておいた、保護と空白のルーンの合成術、短時間姿を隠し声を上げる事で術が解ける。


…こういう時にはうってつけの術であろう。


ジョーイの足が震えている。


…その身に刻んだ三つのルーンを発動させる。


ジョーイの足の震えが止まる。


「我が頼もしき肉体よ♪邪鬼を打ち倒す力を与えておくれ♪」


美咲が言霊を、願いを呟く、身体の奥から四肢に力が(みなぎ)る。


以前とは違う、突然電池が切れる様な醜態は晒す事は無いだろう。


「ザコは任せたわ!アタシはアイツを…」


跳躍して他の子鬼を飛び越え、そのままドンの脳天に踵落としの体勢で落ちる!


鈍い音が響き、ドンが唸り声を上げる。


脳天には当たらずドンが咄嗟に上げた腕に(かかと)の跡が…


「コノ…メスガァ〜クラウカヨォ………」


(反応が異常に早い!…それに妙に頑丈でグラつきもしない、馬頭以上?!本当に特殊個体なの?!それとも強化の邪言?)


美咲は攻撃を少し控え、ドンを引き付ける様に牽制しながら周囲をステップで回る。


ルーンが発動したジョーイが小鬼にショートソードで斬りかかる。


その一撃を棍棒でかろうじて防御した小鬼が、後方にぶっ飛び苦痛の呻きを上げる。


「グギィ!」


「クソぉ!防がれた!だがまだ終わら無いぞ!うぉぉぉぉ!」


雄叫びを上げながら次の小鬼に飛び掛かり、剣を振るう。


「おお!ジョーイ!勢いあるなぁ…ヨシ!」


正人は、今日は鉄の装備は一切付けていない、落雷が怖いから…


道着のみの格好ではあるが…


独特な波長で歌う。


「地霊よ♪硬く強い…石の拳と石の鎧を作っておくれ♪」


流石に地霊の加護と言うべきか?


正人のイメージ通りの薄いが、硬質の優美な白い大理石の鎧と、同じ素材の頑強な小手が装着される。


これはカレンが創造した鎧と違い、遥かに精巧で動きを阻害しない精緻な作りである。


気を取り直した小鬼の一匹がガンガンと正人の足を打つ。


「どう?硬いっしょ?良い出来だろ〜いや本当に…結構カッコ良いだろ?ここまでデザインに凝るの練習したんだぜ♪慰霊の森で散々義骸作らされた甲斐があったな…」


呑気に出来ぶりを自慢する。


「んじゃ…まぁ…」


小鬼の頭を小手でがっしりと掴む…


「ハナセ!ゲンジン!アタマガ…グギィ…!」


藻掻いて逃げ出そうとするが、正人の超人的な握力の前では脱出出来まい。


片手で軽々と持ち上げ、岩山に向かってそのまま腕を振り、叩きつける!


小鬼が凄まじい勢いで岩山に投げつけられ、グシャリと不快な音と共に岩壁に張り付き…ズルズルと落ちて血溜まりを作る。


訓練で培った超人的な膂力を見せ付ける。


「うわっ!…ちょっとグロかったか…うげぇ…」


それを見た小鬼達が警戒して正人から一斉に離れ、一番弱そうなジョーイに殺到しようとするが…


有刺鉄線の向こう、森の奥から植物の花粉の様な物が舞って来る。


小鬼達は次々と武器を落とし、倒れ…或いはたったまま動けなくなる。


「ア…アガ…カラダガ…シビレ…」


「やった♪【麻痺の花粉】成功した♪次は田中君お願いします♪」


「渦巻く焔よ♪動けぬ小鬼を捕らえ灰に変えよ♪」


痺れて動けなくなった小鬼達に森の奥、英二が手にした火種から放射状に渦巻く炎が絡みつき、その身体を燃え上がらせる!


痺れた小鬼達は声を上げる事すら出来ず…黒い棒切れの様に炭化し、その場に次々と崩れ落ちる。


(まだ十匹ってとこか?次は霊力を抑えて(つぶて)で牽制するべきか…何が起こるか分からない…温存しておこう。)


渦巻く焔は複雑な動きをする分霊力の消費も大きい、続けて炎の礫の詠唱の準備に入る。


美咲の攻撃を躱しつつ、周囲の状況に焦ったドンが大声で岩山の上に向かって怒鳴る。


「イダ!ツギヲウテ!ジジイハイイ!ホカノヤツダ!」


「ソンナニスグハウテナイ!チカラガタマッテナイ!」


弥之助が結界を解き、その瞳が物騒な輝きを湛える。


「……ホォ…そこにおったか♪待っとれ…今、首を落としてくれる…黄金丸!雷纏じゃ!」


黄金丸の姿が消え、弥之助の身体がパチパチとした電気を伴ったオーラに包まれる。


【雷纏の弥之助】の本領は結界でも雷撃を無効化する事でも無い、雷を纏い同化する技…


次の瞬間、乱戦の現場を越え…美咲とドンを通り過ぎ、その少し後ろに立つ。


「ほう…あの坂から登り、ハシゴで上に行くんかい、なるほどのぉ〜小鬼如きがよぉ考えとるわい、おっと…結界を長く使い過ぎたか?まぁイカヅチの一発も受ければ小金丸も元気になるじゃろ…」


再び弥之助の頭の上に黄金丸が現れるバチバチとした電気は帯びておらず、心なしか色もくすんで見える。


ドンは弥之助の行動に気付き、美咲に棍棒を振るいながら叫び気味に部下に命令する。


「ダァァァァ!コノメスゥ!チョロチョロトォ!マズイ!ダレカ!ジジイヲヤレ!」


小鬼の一匹が弥之助に飛び掛かるが、振り向きざまの一刀で斬り伏せられ地面に落ちるのが見える。


弥之助は振り返らず岩山の登り口に向かって走って行く…


「ガァァァァァ!イダ!ジジイガイッタ!ニゲロォ!……ソウダ!…オリヨアケロォォォォ!」


集落の奥、木製の丸太で塞がれた檻が跳ね上がり、三匹の牛程の大きさがある狼の魔獣がのっそりと姿を現した。




好評価ブクマ宜しくお願いしますm(_ _)m

出直し完了☆


今の人民には回りくどく見えるかもしれないが創造性や規律が新しい時代の武器だぞ…


ん?ちょっと今回のストーリーとは違うか…まぁ良いや

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