魔法研究すらできず、婚約者として相応しい姿を見せろ! と怒られる日々です。え? 楽しみにしていた魔法研究発表と舞踏会が同じ日ってそれ詰んでます
復讐です。殿下に呪いをかけるのですわ!
そういった途端、かー君に怒られました……。
私は契約書をまた見直しています。穴がかなりあります。かー君にもみてもらい、あちらに不利な所はないか探しましたが見つかりませんる。作るとき急がせたのはこれを気が付かないようにするためですかあ。
「殿下に呪いをかけるしかないのですかね……そして殿下が寝込んでいるうちに契約を破棄とか」
『どうしてそう短絡的なのだ。復讐というのなら計画をたてるべきだ』
懐から白蛇かー君が顔を出します。うちの家は実はもともとは黒の魔法使いの家系。
宮廷魔法使いとなった兄も黒属性です。
黒は闇。つまり呪い返しなども行えます。
『呪いだとあのみいちゃんとかなんとかいうやつが許すまい……』
「たしかにあの子は殿下ラブですわ」
みーちゃんは殿下ラブで、殿下に害するやつらを一刀両断にしているというか一応王家の守護蛇。
もともとは賢者が飼っていた蛇に……いえあまり考えたくないですわ。
殿下は正体を知りませんし彼女の。
「しかし私には時間がありません」
『そうだな、魔法の研究発表会まではあと3週間だったか?』
「ええ、殿下に要求をつきつけて文句を言っても、趣味にとれる時間は一日1時間とかこれもう詰んでますわ。魔法研究発表の1位を独占してましたのに、もう……」
『というかお前、その日は舞踏会だ。詰んでるどころではないぞ』
「ええ。あら本当ですわ……ううううううう」
絶対に出ろと言われている舞踏会と、魔法研究発表会が同じ日、一年に一度なのに同じ日。
舞踏会なんて月1でしてますのよ! さぼってもいい……いえ侍女長のお仕置きが待ってます。
「殿下の直談判はダメですわ。却下されるにきまってます。お兄様に相談しかないですわね」
『レンに相談か? でも男には会わせないといわれたばかりだぞ』
私はさてどうしようかと考えます。かー君の言う通り、男という生物にはお父様にさえ会わせてもらえませんわ。
うーんと考えつつ、魔法の本を読みます。あああと数分でこの時間もお仕舞。
「……ああいい方法がありますわ!」
お妃さま、お時間です! と部屋の扉が開いて呼出を食らいました。
かなり鬱屈してます。でもどうしたってこうなりますわ。
契約を破棄したいのですが、罰則規定に反しますし。
愛する人ができたのですわあ、といったところでそんな奴はいない。
いないなら作ってしまえばいいのでは……!
ええレンお兄様の名前が出てきて私は良い考えが浮かんだのですわ。
ええいないのなら作ればいいのですわ!
かー君はろくでもないことをまた考えているとため息をつきます。
しかしもうこんな人生は嫌ですわ! 絶対に破棄してやります。復讐の第一歩なのですわ。
お互い対等な立場でと約束したのにひどいですわ。
よくお互い愚痴ってたから、趣味に打ち込める時間がない苦痛は知ってるとおもってましたのに殿下……。ひどいですわ。
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