変化の授業……異形の姿
変化の授業は…一つは修学旅行の為にある。
もう一つは…戦闘の為にある。
~中学校・補助&治癒魔法専門学科・二年~
先生「さあ、授業を始めますよ!!」
ドカドカと入って来たのは、担任…では無く、変化科の先生である。
先生「今日は修学旅行用の変化を行います!」
そこで生徒3が手を上げた(名前決めてやれよ;)。
生徒3「先生、今年は何処へ行くんですか?」
先生「今年は…エスケープという星の…天使や悪魔が住んでいる地域です。」
それで結構、教室内がざわついている…。
エン(EDの状態だが、誰も名前を知らない)は煩そうに見ている。
先生「では、数分あげるので、どちらになるか選ぶように!」
~数分後(途中でエンが目覚めた…瞬間、先生が帰って来た)~
先生「ではまずは…OPさん、どうぞ!」
OP「へ~い(笑)」
OPが力を込めて消えた瞬間、そこには真っ黒な羽を持った青年がいた。
先生「悪魔ですか…上出来です。」
OP「ああ♪」
先生「では偽名を。」
OP「……………ノルザ。」
先生「では、変化を解いてから席に。」
OPは席に戻った。…エンは悩んでいる様だ。偽名は決まっているらしいが…
先生「次はエンディングさん。」
呼ばれてしまった。オドオドしながら壇上に立って、力をためる。
そしてなった姿は………どちらとも言えない姿だった。
先生「えーっとエンディングさん?なんですその姿は?」
エン「………ハーフ?」
OP「なんじゃそら!?」
物凄く呑気な会話が繰り広げられている;;
姿を説明すると…↓
・目は限りなく細い。
・翼は灰色で、右にしか無い。
・頭上にある筈の光輪は左腕についている。
・(再び言うが)細目の為、いつも笑っている様に見える。
・実際はそう見えるだけで、笑っていない時もあるが;
ざっとこんな感じ…。
先生が汗をふきつつ聞いた。
先生「偽名は何です?」
エン「リオネットです。」
先生「では…席に戻って下さいね;」
そして………数週間後………修学旅行の日が、やって来た。
異形の天使?
それとも異形の悪魔?
どちらにも属せぬ存在へと変化した。
堕天使と言うべきかもしれないその姿は…
大丈夫なのだろうか。




