第9話 主人の寝顔を見ながらSIDEシルフィ
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宜しくお願い致します~!!
「杏輔様は本当にとんでもないお方ですわね」
私、シルフィは綺麗に改修された寝室の中、
隣でスヤスヤと眠る杏輔様《ご主人様》の寝顔を眺めながら呟いた。
今の時刻は夜明け前。
太陽が昇り始める時間。
今晩《《も》》私は杏輔様の愛を頂いた。
その証拠に私の《《ナカ》》は魔力で満たされて、熱く火照っている。
かれこれ《《30日間》》も続けて夜伽を繰り返している。
サキュバスである私相手に。
一日も欠かすことなく。
先代のメイド長である母から聞いた話ではあるが、
並みの男ならばサキュバスと性行為をすると、快楽を引き換えに生命力と大量の魔力を吸われる。
多少の差異はあれど普通ならば一晩すれば、魔力不足で一週間は動けなくなるのが普通だ。
それでも、権三郎様のご子孫なら問題はないと思っていたけれど、
30日間も続けてするのは明らかに異常なことらしい。
先代のメイド長である母曰く、権三郎様でも3日が限界と仰っていた。
つまり杏輔様の魔力の底が未だ見えないということ。
おそらく杏輔様はそのことに気づいていない。
きっと杏輔様が魔法を学び始めたら、歴史に名を刻むレベルの魔法使いになるに違いない。
まぁ、杏輔様はきっとそんなことを望まないでしょうけれど。
「とはいえ、杏輔様が色々と頑張って下さったおかげで、この別荘も綺麗になったのですけれど」
朝起きて、温泉に入り、作業をする。
足りない資材があれば、その都度買いに揃えて、
夜になれば、私が主人を求めながらもをしつつも、
移動するために必要な魔力を補うためにエッチをする。
そんな生活を30日間、ルーティンのように繰り返していた。
少し寂しいのは、部屋が綺麗に改修されてから腰を振る度に軋む床の音がなくなったこと。
リズミカルにギシギシと鳴るのは少し癖になっていたから。
とはいえ、杏輔様は私の身体を抱く時におざなりにすることはない。
いつ、いかなる時も、
丁寧に、それでいて紳士のように優しく……私を慰めて下さる。
肉体的な愛だけではなく、精神的な愛も注いで下さるおかげでとても満足している。
杏輔様はただの一日も拒むことはない。
時折、私のことを心配してか『今日はやめときます?? 辛くないです?』と心配して頂きますが、
私は『そんな! 私は毎晩楽しみにしてるのです!』と泣き落とすと、なんだかんだ受け入れて下さる。
そして毎夜、気持ち良さそうに悶えるのだ。
サキュバス冥利につきる。
本当に私はご主人様に恵まれた。
愛おしい……ただただ愛おしさが溢れて止まらない。
今も『ぐちゅり』と濡れて……もうしばらく乾きなんて忘れてしまったほど。
「きっと今、お目覚めになられても寝相が悪いということで誤魔化せますものね」
そう言いながら、私はおっぱいで杏輔様のお顔を包み込む。
私よりも年上のお兄様。
そのはずなのに、お眠りになられている杏輔様の寝顔はまるで子供のよう、
そのせいか異常に庇護欲がそそられる。
私だって馬鹿ではない。
その考えが不敬で愚かなことくらい理解している。
でも、頭で理解していることと本能として感じていることは別だ。
サキュバスである私も所詮は動物だった自覚しまうほど。
「んん~……」
「あんっ♡ 急に揉まれるとくすぐったいですわ♡」
杏輔様は寝ぼけて私のおっぱいを揉むしだく。
私のおっぱいは杏輔様に揉まれる度に、杏輔様の手に馴染むように形を変える。
まるで、杏輔様の些細な挙動もシルフィを構成するパーツ一つ一つが喜んで杏輔様に合わせているようにも感じた。
「さすがに……起こしてしまっては申し訳ありませんから」
私は声が出ないように掛け布団を噛み締めて、
未だ眠りに就く杏輔様の左手をお借りして、自らを慰める。
「杏輔様がいけないのです♡ 寝ても覚めても貴方のことしか考えられないのです♡」
ダメなことだと分かっていて……いや、ダメだと分かっているからこそ、止まらない。
そんな私はメイドとしても失格なのでしょう。
「んっ〜!! っ〜!! はぁ……はぁ……」
瞬間、全身が弓のようにピンと張って、
頭の中が白一色に染まる。
そうして私は独り、快楽の果てに辿り着く。
「はぁ……お布団がびちょびちょですわね……」
でも後悔はない。
誰かに咎められることもない。
「あと1回……いや、あと3回くらいは許してくださいまし……」
そうして私は再び絶頂に至る旅に出る。
その後、私は主人《杏輔様》が起きるまで、
この幸せの時間を堪能する。
大好きなご主人様の顔を眺めながら。
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