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第18話 魔法の応用

更新しました~!!

宜しくお願い致します~!!

「結局、昨日はなんだったのだろうな……」


 俺は昼間の農場で独り呟く。


 今日は耕した畑に種を蒔く予定。


 俺はまだ少しだけ重たいまぶたを擦る。


 昨晩の話。


 どうせ、今日もシルフィさんが夜這いにくるだろうからと、部屋の鍵を閉めなかった。


 そうしたら、昨日具合が悪いはずのタマさんが夜這いにきた。 


 その後、夜這いにきたシルフィさんと合わせて三人。


 俺達は朝まで過ごした。


 自分でも何を言っているのか分からないが、


 異世界と日本の倫理観は大きく異なるのかもしれない。


 まぁ、そこに大きく甘えるつもりはないから、


 俺から迫ることは避けたい。


「とはいえ、様子は変ではあったけれど」


 シルフィさん曰く『発情期』というやつで、獣人族特有の周期らしい。


 ……周期ということは定期的にやってくるということなのだろうか?


「まぁ、それならそれで仕方ないし……俺もやることをやるか」


 というわけで俺は腰を落として、野菜の種や球根を植える準備を行う。


 種や球根は日本のホームセンター産。


 種蒔き自体はとても単純。 


 おおよそ50センチ間隔で小さなくぼみを作る。


 その小さな窪みに色々な野菜の種や球根を植えていって、


 最後に土をかぶせる。


 とはいえ、10メートルの幅2列分。


 中腰の姿勢はずっとキープしたまま、同じ作業を20メートル分行わないといけない。


 おっさんの腰には割ときついかもしれない。


「それでもやらないといけないんだけどね」


 ということで俺は、まずはおおよそ50センチ間隔で小さなくぼみ《《だけ》》を作る。


 こういうキツい作業は 効率良くやった方がいい。


 別に途中で止めても、咎める者は誰もいない。


 咎める者はいないけれど、折角じっちゃんの別荘を綺麗に改装したんだから、


 やるなら徹底的に快適にしたい。


「あとは植えるだけっと」


 イメージは4か所に別けて、種や球根を植えていこうと思っている。


 俺は腰を落として、


 作った窪みを目印に種を蒔いて、球根を植えていく。


 腰が地味に痛いから、ちょくちょく伸ばしながら。


 一通り植え終わったら、シャベルを持って、


 肥料を『バサッ! バサッ!』とかけていく。


 もちろんこの肥料も日本のホームセンター産。


 それを20メートル分の肥料をかけていく。


 一見、地味で大変な作業もやればやるだけ終わりが見えてくる。


 それがとても楽しい。


「よし! ひと段落!」


 俺は腰を大きく伸ばす。


 陽が傾きつつあるけれど、やることやった感がある。


 ちなみに、他のみんなは洗濯とか食事を作ったりなどの家事をやってくれている。


 あとは水を植えた種や球根に水を与えるだけ。


「これからは魔法の練習っと……」


 昨日、シルフィさんに教えてもらった魔法の練習を始める。


 教えてもらったのは水の魔法だから、折角なら水やりついでに特訓した方が良いような気がしている。


 ……もしも、上手くいかなかったその時は普通にあげればいいし。


「まずは魔法陣を展開してっと」


 とりあえず、昨日の復習からしよう。


 まず魔法を使うためのトリガーは《《願う》》こと。


 俺は水の魔法を発動したいと願う。


 すると、右手から魔法陣を展開させる。


「よし上手くいった。次は」


 昨日の練習で『想像をより具体的にしなきゃいけない』ということは分かった。


 水は気体、液体、個体に別れる。


 身体の70パーセントは水分。


 その水分は俺の肉体を循環する。


 それならその水分から湧き出すように。


 手の平の皮膚から集めて固めるように。


 そのイメージは前のまま。


 だけど、その分を冷やしすぎないように体温と同じくらいの水温で。


「『ホーリーウォーター』」


 イメージは血液。


 心臓の機能は全身に血液を送るポンプだ。


 だとしたら、そのポンプで水を汲み上げるように水を出していく。


 ただ水を出すのではなく、シャワーのように『ホーリーウォーター』を展開していく。

「おぉ~。イメージ通りだ」


 結果として、俺の右手からシャワー状の水が出る。


 今度はしっかりと常温だ。


「しっかり育つんだぞ」


 俺は一人、畑に《《願い》》をかける。


 植物だって、環境が悪ければ病気にだってなる。


 それなら健やかに、のびのびと、


 成長してくれた方が俺も嬉しい。


「よし。今日の作業は終わり」


 畑もひと段落して、魔法の練習も終わった。


 今日は言うことはない。


 ……なんてことを思っていたら、


 さっき植えたはずの種や球根から30センチ大の苗が生えた。


「どういうことだ?」


 いやいやいや……さすがに健やかってレベルの成長じゃないが??


 もしかして、日本で種や球根を肥料を揃えたせいで、空気中の魔力と結びついたの

だろうか?


 てっきり、無機物にしか影響がないと、


 勝手に思っていたけれど、そうではないのかもしれない。


「杏輔様。お食事の用意ができました。そろそろ陽も落ちると思いますので――あの……これは?」


 俺を呼びにきたシルフィさんも固まる。


「いや、俺が聞きたいんだけど」


 俺とシルフィさんはお互いの顔を合わせて固まった後に、


 シルフィさんは笑みを浮かべて言う。


「成長が早いことは良いことだと思います。ふふふっ……これも杏輔様のお力でございますね。しかし一旦屋敷にお戻りになられてはいかがでしょう?」


「そうだね。うん……そうするよ」


 たしかにシルフィさんの言う通りだし、


 今は別荘《家》に戻ろう。


 どうせ深く考えても意味ないだろうし。


 あぁ、今日の晩御飯も楽しみだ。

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