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「椿ちゃん、今日春人君お休みでしょう?私と一緒に行こう?」
「うん、ありがとうお姉ちゃん」
今日は春人が風邪で休み。あ〜あ、だったら私も学校行きたくないなぁ。そんな事も言ってられず仕方なく学校へ向かう。まぁお姉ちゃんと久し振りに一緒に行けるからいっか。
「ははー、椿ちゃんやっぱり春人君いないと元気ないねぇ。気持ちはわかるけど」
「うん、出来れば私も休みたいなって」
「学校終わったらお見舞い行ってあげれば春人君きっと喜ぶよ?」
「そうするつもり!」
そしてなんだか寂しい気持ちで学校に行った。授業中もたまに春人の背中を見たりしていたんだけど今日はいない。
早く帰りたい…
お昼も今日は1人分。舞たちが来てくれたので一緒に食べてくれたけどこんな時だけで申し訳ないな…
授業も終わり図書委員の仕事も終わり急いで春人の所へ向かおうとしたら…
「あれー?椿ちゃんじゃん。今日は彼氏さんいないの?」
最悪…この前のタバコ吸ってた先輩たちに声を掛けられてしまった。
「今日は春人風邪で休んでるんです」
「へぇ、ラッキー!じゃあさ、今日俺たちと遊ばない?帰りも送ってあげるからさ」
「い、いえ、春人のお見舞い行くのでごめんなさい」
「風邪くらい大した事ないって!ほら」
先輩が私に肩を回してグイッと引き寄せる。タバコ臭い……
私が無理矢理2年の教室に引きずられていると…
「おい、おめぇら何してんの?」
先輩たちが舌打ちをしてその声に振り返ると、さらに強面な人がそこにいた。
「あ、新じゃん!ほら、1年で話題の椿ちゃん連れて来たんだ。新も椿ちゃんと遊びに行かね?」
まずい…このままだと帰してもらえそうにない。どうしよう……
「あ、あの困ります!私行かないと」
「その椿ちゃんとやら困ってるようだけど?帰してやれば?」
「あの軟弱イケメンの風邪のお見舞いなんだからさ。別に気にしなくていいって」
「春人のことそんな風に言わないでください!」
「あれれ?椿ちゃん怒っちゃった?可愛いなぁ」
「おい、趣味悪いぞ?いい加減にしろよ?」
その強面の人は先輩の肩を掴んでドスのきいた声で言う。
「イテテッ、マジになんなってわかったって!」
私から先輩たちは離れ面白くなさそうに去って行った。
「大丈夫か?」
「は、はい。ありがとうございます」
「あんな奴らに目を付けられて災難だったな、気を付けて帰れよ。えーと、椿ちゃんだっけ?」
「はい、姫野 椿です」
「俺は新垣 新、あいつらと同じ2年だ。あいつらには後でちゃんと言っておくから安心しろ」
そう言って新垣先輩も行ってしまった。
なんか怖かったけど助けてくれたんだよね?




