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「え?椿ちゃん絵里と会ったの?」


「うん、とっても綺麗な人だったよ」


「へ、へぇ、なんかされなかった?春人君とかに」


「ん〜、特に何も」


何をお姉ちゃんはそんなに動揺してるんだろう?


「そうなんだ。よかったね!」

何が良かったのか意味不明だけど…


「あ、それと私新垣さんって人にも図書室で会ったことあったよ」


「あ〜、唯ちゃんね!いい子でしょ?」


「ていうかお姉ちゃんの周りって美人な人多いね、類は友を呼ぶのかなぁ?」


「へ?」


「あ、お姉ちゃんは無自覚だから特にタチ悪いよね、フフッ」


「わ〜、椿ちゃんに悪口言われたような気がする」


「え?なんで嬉しそうにしてるの?」


「なんでだろうなぁ?」


「あはは、変なの」



そして次の日、あれ?春人と今話してる人って…

誰だっけ?あ、寺岡てらおか 裕司ゆうじだっけ?仲良かったかなぁ?あの2人。


確かに寺岡君もかっこいいけどなんか馬が合わないとかで2人ともお互い遠ざけてたような気がするし…


春人と話している寺岡君の視線がこちらを向いた。すると彼はニコッと笑い手を振った。なんとなく私はペコっとお辞儀をした。


あ、寺岡君がこっちにきちゃったよ……


「姫野って可愛いねぇ。今まで遠巻きからしか眺めてなかったけど近くで見るとずっといい」


なんか馴れ馴れしいこいつ…


「えー、ありがとう。寺岡君だよね?」


「え?俺のこと知ってたの?嬉しいなぁ、姫野に気にかけてもらえてたなんて」


「何か私に用?」


「ハハハッ、そんな邪険にするなって!」

と言い私の肩に手をポンと置く。なんかこの人に触られるとゾワっとくる。

キャラの濃い椎名君でもそんなことなかったんだけど…

あー、苦手なんだな私この人のこと。


「おい、裕司。あんまり椿にちょっかい出すなよ?」


「悪い悪い、今は春人の彼女だもんな」


そう言って寺岡君は自分のクラスに戻っていったけど私は寺岡君の言動に腹が立ってしまった。





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