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「そういえばさ」
「うん?」
「椿ってあんなのいつの間に買ってたの?」
ギクッ
「あ、あれはね、奏お姉ちゃんから貰ったの」
「へぇ〜」
意地悪そうな顔で春人が見てくる。
「ほ、ほんとだもん!バカ!」
「うん、そうだろうね。椿ってドジだしそんなの買ったら箱ごと落としそうだもんな」
「なな、なんなのよ!」
「いや、そんな椿も可愛いと思ってさ」
「ふん!」
嬉しいけど恥ずかしいんだから!
そうして春人はその後私としばらく一緒にいたけど泊まるわけにもいかず帰ることになった。
なんだか帰って欲しくないな。
「春人…」
「そんな顔するなって。帰りにくいだろ?明日も学校で会えるんだからな」
ポンと私の頭に手を置いて撫でてくれた。私ってこんなに甘えんぼだったっけ?
そして春人と優さんも帰っていった。
「椿ちゃん良かったね!」
「え?何がですか?」
奏さんがいきなりそう言ってきた。
すると奏さんがしまったという顔をして口を押さえている。
その顔を見て私も察してしまった。
「ああー!奏お姉ちゃん、もしかして…」
私も顔から火が出そうだった。
「だ、だって隣だし…聞くつもりとかじゃなくて、椿ちゃん声が大きくて…」
自ら墓穴を掘るスタイルだ…
もう何言っても奏さん取り繕えないよ……
「もしかして…もしかして全部?」
「ううん!そんな事ないよ!」
顔に出ている。
奏さんと私って共通点あった…間が抜けてるんだ……
「ふっ、ふふふ」
「つ、椿ちゃん!?」
「いえ、もういいです。なんだか一周回って可笑しくて。ふふっ」
「あはは…だねぇ」
「奏お姉ちゃん、今日は色々とありがとう」
なんだか奏さんに抱きつきたくなったので飛びついた。
「うん、椿ちゃんのそんな顔見れて嬉しいな」
奏さん、いい匂いするなぁ。奏さんも私の頭を撫でてくれた。お姉ちゃんってこんな感じなのかな




