再会
オックスフォード大学の入学審査から約2週間が過ぎ、結果が届くころになった。私の体も奇跡的な回復を見せ、まだ車イスは必要だけどもう少し辛抱すれば歩けるようになるそうだ。
秋田国際大学、ルミエラ大学の留学担当の先生も面談の結果を早く届かないかと待ってると、
(愛? 大学から電話よ。)
ミアが病室に来て携帯を渡してくれた。
(愛、聞いて・・・)
電話の向こうはルミエラ大学からだった。
(え?・・・)
オックスフォード大学から、入学審査の結果が来たのだ。
結果は・・・ 合格だった。
やった・・・私はオックスフォードの留学に認められたんだ・・・
(愛、よくやった。これからはオックスフォードの生徒になるんだね。)
(ミア、ありがとう。でも、退院して寮に入ったらミアにも会えなくなる・・・)
(私から会いにいくから大丈夫よ。それに連絡もできるじゃない。 笑。 あ、そうだ。
愛に面会に来てる人がいるのよ。今、一緒に来るから。)
私に面会? だれだろう・・・
(元気してる? 笑。 私、誰だか分かるわよね?)
え? まさか?
(お姉さん・・無事だったんですね。)
テロ事件のときに私の隣にいたお姉さんが会いに来てくれたのだ。
(ずいぶんと探したの。警察なんかにもいろいろ尋ねてようやくここに入院していると聞いて。)
(お姉さん、大丈夫だったんですか?)
事件のあと、お姉さんは無事に救出され病院に搬送された。爆破の衝撃で座席が路面まで落ちて出血もしたが幸いにも軽傷で足と腰を打撲したくらいで済んだようだ。
(でも、私も気を失って気が付いたらベットよ。笑。私、マリア。愛との再会を祝して。)
可愛い花束とお菓子を頂いた。
(ありがとうございます。でもどうして私の名前を?)
(名前も大学も詳しく聞いたわ。笑)
(ちょっと3人で紅茶でもどう?私、入れてくるから。)
ミアの気遣いには日本人の私でも真似できない。 アメリカやイギリスに来て思うが欧米人は気配りがとても自然で気持ちがいい。 日本人とはどこか違うのだ。 ミアのフランクに接するところが私はとても好きだ。
(私もいい?)
ミアの同僚も参加して私の病室は日本で言う(女子会)になった。
オックスフォードには当面、病院から通学することになり大学の判断で入寮ということになった。留学担当の先生が入学手続きなどすべてしてくれて、あとは授業を受けるのみとなり私のイギリス生活が本格的になってきた。
ニューヨークにいる、シャロンやブラット、既に秋田に帰国している、ティファニー、セギョンにも合格の旨を伝え、私の留学生活season2がスタートした。




