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13.令嬢たちは街に行く②


「…リュビ、失礼だ」

「いや、すまない。そうだな、僕たちも言えない格好だった」


そうね、お互いの格好は地味じゃなくて本当のことを言っちゃえば、ダサい。何故かここにいるアルナとロキを入れての5人中、4人の格好がダサいの。ダサくないのは、ロキだけ。

まぁ「バレないようにするには、これくらいがいい」と言うアルナの言うことだから気にならないのだけれども。

でも、それより、気になることは、この方が誰ってこと。失礼なことを言われたけれど気にしない。本当に重要なのは…この子が、もしかしたら、私の友だちになるかもしれないってこと!そう!また友だちが増えるかもしれない!


「サファ、この方はどなたですか?」

「あぁ、俺の兄だ」

「はじめまして、兄のリュビです。弟がお世話になってます」

「はじめまして。私はダリーです。こちらこそ、いつもお世話になっております…あの」

友だちになりませんか!と言い終わる前に

「ダリーあの人は誰だ?初めて見た」

あの人?あぁ、ロキのことか。

アルナとロキは、2人とも少し離れた場所にあるベンチに座っている。私がサファと会う時は、アルナはいつもあそこに座って本を読んでみまもっている。

アルナのことは知ってるものね。そりゃ、初めて会った人だもの気になるわ。私もリュビさんは気になってしまったもの。


「えぇ、私の兄のロキ兄さんよ」

「お兄さんか、挨拶してこよう。リュビは行くか?」

「いや、ダリーさんとお話しとくよ」

「分かった」


サファはロキたちの元に行き。

私はリュビさんと2人だけになった。


「…ダリーさんは、いつサファと出会ったのですか?」

「ええっとそれは、お恥ずかしい話で…私が街ではしゃいでしまって姉とはぐれて迷子になった時にサファと出会ったのです」

実は、アルナと離れて大泣きして歩いてた所、サファと出会ったんだけど、これは恥ずかしすぎて言えない…。


「なるほど、意外とお転婆なんですね」

「前はそうだったんですけど、今はそんな感じではないのですよ?」

「そうですか?さっき、サファの元に一直線で走ってきましたよ」

とリュビさんは、クスクスと笑う。

私は、もう恥ずかしいくて、顔が真っ赤になってしまう。

「それはもう、目を輝かせて」



「久しぶりに会えたから嬉しかったんです!あれに見えたのでしょう?飼い主を見つけた犬みたいって思ったのでしょう?」

「本当にそんな感じです。喜びが溢れてましたよ」

あぁぁ恥ずかしい恥ずかしすぎるわ!!!

でも、本当に嬉しかったのよ。


「面白い人ですね」

リュビはずっと笑っている

「そんなに笑わないでください!恥ずかしいです!」


「本当にすみません。ふふっ…ちょっと心配だったんですよ。サファは少し感情を表に出すというか色々と疎いので。友人ができたと言われた時はびっくりしました。それで、今日は来たのです。ダリーさんがどうゆう方なのか知りたくて。

ダリーさん、これからもサファと仲良くしてください」

「そうだったのですね…もちろんです!サファは唯一の友人なので!」

「ありがとうございます」


「あの…ひとつ、よろしいでしょうか?」

「?えぇ、なんでしょう?」

「私とお友だちになってくれませんか?

私、友人が少なくて…サファともう1人の子しか友人がいなくて…それに!リュビさんとは仲良くなれると思うんです!」

「僕と友人ですか?」

「はい!ダメでしょうか?」

「…構いませんが」

「ありがとうございます!!」


やったわー!!お友だち増えたー!!

友人作った新記録更新中だわ!

私の心の中はもう、祭を開いている。

くらい喜んでいる。


「ふふっ、いえいえ。これからも兄弟共々よろしくお願いします」

「?はい!よろしくお願いします!」


何故また、笑われたのかしら?もしかして、喜び溢れてた?嬉しいのは本当の事だし、いいか!


「すまん、少しロキさんと面白い話をしていた」

と、サファが戻ってきた。

移動とか面倒だから、みんなが一緒に座れて話が、できるような所に移動した方がいいのだろうけどな…アルナがなぁ〜座ってくれないんだよな〜


「いいよ、こっちも面白い話をしていたからね」

「へぇ、どんな話だ?」

「ダリーさんがいぬみ」

「リュビさんんんん!!!それは!!面白くない話ですよよおおお!!」

あああ!!!!いけない!!恥が増える!!!

「はははっ!そうだね、面白くなかったね。ごめん、これは面白くない話だったよ」

「そうか、残念だ」

と、サファが少し残念そうに笑った。


ちなみにロキとは何の話をしていたのかしら…?

「ロキ兄さんとは、何の話をしていたの?」

「それは、内緒だ」

「えぇ、お前も教えてくれないのか」

「当たり前だ。だが、面白かった」

「それ言われると聞きたくなるわ」

「すまない、でも言えない」

「分かったわ、聞かない〜」

そして、3人で話をしていた。後々ロキも来て4人で話していたのだけど、楽しかった。


はぁ、もう夕方だわ。

「ダリー、そろそろ、家に帰りましょう」

本を閉じて、アルナ姉さんが私のところに来た。


「はい。じゃ、サファ、リュビ帰りますね」

「あぁ、また」

「また会いましょう。ダリー、ロキさん」

「えぇ、また」「またね」


楽しかったわ。サファには会えて友だちも増えていい1日だった。

「お嬢様、楽しかったですか?」

「えぇ、とても!友だちが増えたの」

「それは、良かった!また、3人で行こうね」

「もちろん!楽しみだわ。」


「2人とも今日はありがとう。あのこれ私からのプレゼントなのだけど受け取って?」

私は鞄から綺麗にラッピングされた2つのプレゼントを2人にあげる。


「えぇ?プレゼント?そんなの良かったのに」

「そうです。良かったですのに」

「私からの感謝よ。いつもワガママ聞いてもらってるし、お世話になってるから。ダッシュで買いに行ったの」

昼食を取りに行ってもらっている間に、席を外して

「ありがとうございます。お嬢様…開けてもよろしいですか?」

「ええ!開けて、家に帰ってしまったら反応が見えないもの」


アルナとロキは丁寧にプレゼントを開けてくれた。

「まぁ、可愛い」

「本当だ!可愛い」

「2人のプレゼント、お揃いのやつ!アルナはピンクで、ロキは男でも女でも着けれる緑、私は青のブレスレットにしたの!」


「ありがとうございます、お嬢様」

「ありがとう、お嬢様。嬉しいです」

「いえいえ!こちらこそ、いつもありがとう!」


また、2人ともお出かけしてくれるかな?

これからも楽しい思い出を、作っていけたらな…。


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