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化け物『ハギザ』と僕と君。  作者: 秋乃しん
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ハギザ73

よろしくお願いします


  『しん…』


「黙ってろ」


今日は少し気が狂っているんだ。

君とあんな場所に行って、君の母親に会って、君が悩んでいることを打ち明けて。

なのに、僕は母親にすら打ち明けられない。

いや、何を悩んでいるのかなんて知らないんだ。

感情的にもなれないくせに、悩んでる僕は本当に何者なんだろう。


『それ以上は悩むな』


「はあ?お前がいるから、お前のせいでこうなってるんだろ!じゃあもう二度と取り憑くなよ」


『がはあ、それはお前が苦しむだけだ』


「その方がよっぽど楽だ」


暗くて暗くて辛い部屋。

何もかも、全部混じってしまっている。

僕はこの思考がもみ消されることを望んでいる。

どうして?誰のせいで?誰が悪くて誰が正解で。

 目を瞑るハギザを横目に思う。

恐らくハギザは怒っていて、僕もハギザに怒っている。どうせ、また同じような喧嘩なのだけれど、そう言う話で終わってしまいたくないと、僕は目を深く閉じた。


「…」


ありがとうございます

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