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化け物『ハギザ』と僕と君。  作者: 秋乃しん
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ハギザ71

期待の言葉に感謝できるかな。


 「しん、おかえり、朝から夜まで出掛けてくるなんて、なんか珍しくない?」


「今日は、その。友達とカラオケ行って来た」


家に着けば、リビングから香ばしいハンバーグの匂いがしてから、母親の声が聞こえた。そして、苦し紛れの嘘をついてから、顔は合わせないまま自分の部屋へと向かった。

 

 『しん、俺様はいない方がいいのか?』


ベットに横たわった直後、ハギザがじゅるりと背中から抜けて、いつもの隅に居座った。


「いや、そんなことはないんじゃないか?助かってることもある」


『今日、お前があの女の化け物が見えなかった理由、知りたいか?』


「え?わかるのかよ、そんなこと」


ハギザからの以外な言葉に、思わずベットから飛び起きた。しかしハギザは目を瞑って、それから何も言わず反応もしなくなった。


「なんだよ、どうせ何も知らないだろ」


無駄な期待をさせられてしまったのが悔しくて、ハギザに文句を言ってからリビングに向かった。

怖いんだ。


よろしくお願いします

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