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愛 再動   作者: 真琴
9/9

恋心

あぁ 眠い

いつものように 1日が始まり いつものように 寝ぼけたまま 朝の仕度をすすめる 起きたままの服に制服を羽織り学校へ向かう

毎朝 家から一番近い駅に着いた頃に ようやく目が覚め意識がはっきりしてくる 駅のホームで大きなあくびをして背伸びをする ここでやっと さあ朝だっ と思う

最寄りの駅から 乗換え駅まで 10分あまり 早朝の静かな電車 心地よい揺れ 睡魔が帰ってくる ちょうど眠気が襲ってきた頃に駅に着く この駅で乗換えて学校前の駅まで1時間 また寝るわけだ この乗換えまでの数分間は寝ぼけてホームから落ちないように注意をする

でも今日は違った 寝ぼけた状態で9番線ホームに降りると 目の前に8、7番線ホームがみえる


「 明日ノート忘れるね 」


今日だよ 今日だよな

急に慌てだす 昨日彼女に会った一瞬の出来事が 朝の眠気 通学の習慣化 と混ざり合い 夢だったのか現実なのかを判断するのに苦労する 我ながら朝には弱い

しっかりと目を覚まして乗換え電車に乗り込み シートに座る 落ちついて頭の中を整理する 整理をすると言っても整理するほどの内容ではないのだが 1人あせっている チケット‼︎ チケットは持ってきているのか⁉︎ かばんの中を慌てて確認する もちろんチケットはある チケットを購入したその日からいつ何時でも渡せるようにかわいい封筒に入れかばんの中にスタンバイしている 落ちつけ 落ちつけ いつしか眠気もどこかへ行っていた 興奮で落ちつかない 焦る僕 夏休みに入る前から想像を膨らまし 待ちに待った今日なのに 頭の中でいっぱいシュミレーションもしたのに 今 頭の中は緊張で真っ白 彼女に 何を話せばいいだろう

いつもは寝ている朝の電車の中 今日は1時間まったく寝ずに彼女の事を考え続けていた

授業中も状況は変わらず 先生の話は上の空 彼女の事を考え続けていた

昼を過ぎたころから徐々に焦りは頂点に近づいてゆく 学校の手洗い場で顔を洗い 髪の毛を整える 制服の汚れを払い落とす 気持ちを落ち着かせる これで準備は万端 ‼︎ なのか? やっぱり落ちつかない

授業が終わり いつものクラスメイトと共に駅に向かう いつもはバカばっかり言っている僕だけど さすがに今日は無口だ

早く会いたい と ちょっと待って の感情の葛藤が腹立たしい


電車は走りだし やがて1人また1人と友達が各々の駅で下車してゆく 最後には遠距離の僕が1人残される

本番はもうすぐ 一度 落ちつこう 話したい事をまとめよう

まずは

『 ジャーン‼︎ チケットとれたよっ‼︎ 』( ジャーン なんて普段つかわないよ )

それから

『 場所わかる? 』

『 当日 一緒に行こうよ 』

『 どんな服でいくの? 』

『 緊張するね 』

『 お昼ご飯はどうするの? 』

話したい事がどんどん出てくる


車内に乗換えのアナウンスが流れる 終着駅


いよいよだ



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