表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/13

幸福

 私は嬉しかった。

 高月君が私に告白してくれた事も、私を『また』助けてくれた事も。

 高月君は覚えていないみたいだけれど、私は覚えてるよ?

 小学生の時、私に男の子が意地悪してからかったのを怒ってくれた事。

 私はどこか抜けてたから−−今ではもうマシになったって信じてるけど−−あんないたずらに引っかかるんだよね。

 扉の上に黒板消しを挟んで落とすあれ。私はびっくりして泣てしまった。

 今回もそう。高月君が私をかばってくれて、今度は落ちてくるものから護ってくれて、私はまた泣いてしまった。

 だって高月君頭から血、流して動かなくなるんだから。私が応急処置ですぐに止血したけど、中々血が止まらないし。

 誰かが救急車を呼んでくれたみたいで、高月君は病院に運ばれて行った。私は救急車を見送って、その時初めて周りに人だかりが出来てる事に気づいた。

 その中にいた。私が今でも苦手なあの人が。

 高月君達が追い払ってくれた、私に意地悪したグループのリーダー。

 それで私もどうして高月君が、私をあんなにすぐかばう事が出来たのかが分かった。

 彼を見て嫌な事、高月君も思い出したんだね。それで反射的に私の名前、呼んだんだと思う。本当に私にタイルが落ちてくるかどうかなんて、多分高月君、分かってなかった。

 根拠はないけど、偶然過ぎるけど、何故だかそれで納得出来てしまう。

 だってそれ以外説明出来ないから。それ以外の説明も、きっと偶然に頼ってしまうだろうから。

 だったら一番素敵なこの説明でいい、と私は思う。

 その方が私、嬉しいから。

感想など頂けると嬉しいです。

特に辛口の批評など大好物です(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ