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美しき監獄  作者: 八尋 世暇
Intro

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監獄

青い空、揺れる樹々、さわやかな風の音、壮大な自然。


飛び交い、土を肥やす色とりどりの虫たち。


逞しく、気高く生きる動物たち。


地球はとても美しい。


人はこの地球で社会を築き、思考と感覚を駆使し、日々、たくさんの選択をしている。


より、人生を豊かなものにしたいと努力し、そう願いながら。


どの選択が正しかったのか、間違いだったのか。


答えの出ない考えを廻らせながら、あるいは無意識に、また次の選択をする。


その連続だ。


社会から逃れ、苦労から逃れ、思考から逃れても、また選択肢が現れる。


明るい方を見るか、暗い方を見るか、あるいは両方か。


目を閉じてもこの思考は止まず、決して逃れることは出来ない。


僕たちは、この地球や宇宙のシステムの中で生きている。


地球は美しい。


でも、僕にはまるで、美しい景色で誤魔化された監獄のように感じる。

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