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電話
目が覚める。
暇だった俺は、散歩をすることにした。
頭に浮かぶのは、夜桜のこと。
この世界のことを教えてくれた、優しい女の子。
アリスに、会いに行ってみようか。
でも、迷惑だと思うから、機会があればにしよう。
武器屋に入る。
そこで、閃光弾を買った。
閃光弾は、所謂目くらまし弾のようなもの。
煙幕弾も買おうか迷ったが、炸裂弾にしておく。
持っていて損はないからな。
音響弾も買っておこう。
時限式の爆弾も。
全部で一億ハントもしたが、あと五億残っている。
あとは、本屋で本を買った。
この世界のことをもっと知っておく為に。
それからホテルに戻って、銃の整備。
あとは………暇だ。
ということでゴロゴロしていると、電話だ。
「もしもし、有希です」
「虐殺王……よね?私よ、ベツィー」
ベツィー?
ああ、金髪巻髪の両親殺しか。
「…ご用件は?」
ぶっきらぼうに返答する。
「敬語なんていいわよ、別に。昨日は敬語じゃ無かったでしょ?」
御託はいいから早くしろ。
「貴方、ユキって言うのね。気に入ったわ。私専属のボディーガードにならない?」
「断る」
二つ返事で断った。
そして、問答無用で電話を切る。
同じ番号からかかってきたが、気にしない。
留守電になり、伝言が入る。
「私、諦めないから」
それだけの、短い伝言。




