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骨、二次面接、三次面接

「で、はいそうですか

って帰ってきたわけじゃねーだろーなー!!」


クライドの屋敷で、シックスがクライドに詰め寄る。


「はいそうですかで帰ってきてねーって!!」


「じゃあ何で手ぶらでここにいるんだよ」


「頭冷やして、もう一回シリウスさんの庵に行ったら

今度は不在だったんだって!」


「結局、はいそうですかで帰ってきてんじゃねーか!」


「はいそうですか。とか言ってねーし」


「そういう問題じゃねーだろーがよ!次は会えよ!」


「いやや」


「何?」



クライドは穏やかそうなシリウスの顔を思い出す。


「何事にも動じない深い懐を持ち、底知れぬ知恵者。

そしてイケメン・・・・」


シックスとクライド二人のやり取りを黙って聞いていた

ザインがふと


「何かあったらすぐうろたえる薄っぺらさと浅知恵。

そして残念な骨・・・。兄者と真逆だべな」



「うるせーうるせー

ザインに言われなくてもわかってらー、ちっきしょー。

シリウス・スターシェイカー。

あかん、敵や!敵認定や!

いつも穏やかでめっちゃ頭良いイケメンとか

もう主人公やんけ!あいつが主人公すれば良いじゃん!」



「兄者、嫉妬が醜いべ・・・」



あきれ顔のシックスが


「まぁ、何はともあれ、次こそ会えよ」


と言うと、クライドは首を横に振り


「二度あることは三度あるっていうじゃん、嫌や」


「何意味わかんねーこといってんだ、いけって」


「三度目だよ?三度目!三回も行くんだよ?

じょうだんじゃ・・・ん?三回?知恵者を三回?

三顧?三顧の礼!」


三国志の劉備玄徳は、軍師諸葛孔明を迎えるとき

3回行ったってあったぞ!!

それを三顧の礼と呼ぶ!


一回目はあっさり断られ、2回目は不在。

そして3回目!!


これもしかして!


「大将、俺ちょっとシリウスさんのトコ行ってくるね!」


「お、おう何だよ急に、まぁ良いけどよ」








ふん、ふん、ふーん。

さんこ、さんこ、さんこのれーい。


鼻歌を歌いながらクライドはシリウスの庵に到着した。


「ごめんくださーい」


シリウスの庵の前で声をかける。


・・・


誰も出てこない。


庵をのぞき込むとシリウスが横になっている。

顔を見ると眠っているらしい。

どうやら昼寝中のようだ。



オイオイ、わざわざ来たのに昼寝かよ!

たたき起こしてやりてーわ!


と考えるクライドの頭に別の考えがよぎる。


そういえば・・・・三顧の礼って三回目に訪問したとき

寝てたよな・・・。


それを起こしちゃ悪いからって入口のところで

じっと立って待ってたよな・・・・。


三回目、昼寝してる。

キタコレ!




クライドは庵の入口の前でシリウスが起きるのを待った。


3時間くらい過ぎ去ったころ


シリウスが寝返りをうちうっすらと目をあけ入口のほうを

見ると


庵の入口にニタニタと笑う骨が立っていた。


「はっ!」


シリウスは飛び起き手を庵の入口へ向ける。

手に一瞬炎が見えファイアーボールを放とうとしていた

ようだが見なかったことにする。


いつも穏やかな表情のシリウスであったが

今回はやや汗を流しながらそれでも勤めて


「こ、これはクライドさん。い、いつからそちらへ?」


と静かに尋ねる。


クライドはしたり顔で


「3時間ほど前から。起こしては悪いと思いお待ち

しておりました」


と言う。



シリウスは


「そ、それはお気遣いいただきありがとうございます」


と礼を述べる。


気持ち悪い、恐怖、ドン引き、気色悪い、勘弁してくれ



シリウスの表情からそんな感情が読み取れる。

こんな時は、心が読めるスキルは自分の心を傷つけるなー

とかクライドは考えながら


「シリウスさん、魔王軍に入りませんか?」


「お断りします」


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