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骨気になる

「なんだよ三顧の礼じゃねーのかよ、

空気読めよ、展開読めよ。

気持ち悪がってんじゃねーよ。

ふざけんなよブツブツブツブツ・・・」


クライドは自身の屋敷で一人ブツブツと文句を言い続ける。


そんなクライドの様子を見ながらシックスは


「ちゃんと次も行けよ」


「いやや」


「いやや、じゃねーだろ任務だろーがよ」


「いやや」


とシックスとクライドが議論(ガキノケンカ)をしていると

奥からボニーが顔を出し


「ダークエルフのお兄さんに苦労してるみたいだねえ」


「は?ダークエルフ?エルフでしょ?全然褐色の肌じゃ

なかったよ?逆に肌の色病人みたいに真っ白だったよ」


「いやそんなはずないよ、

"混沌者"はダークエルフのはずだよ」


「いや色白の美青年だったんですけど。

美形はたったそれだけで、もう我々の敵ですわ!

なぁ大将!」


美形という言葉を聞いたボニーが目を輝かせて


「美形のインテリ!それを

きちゃない骨や髭が蹂躙する!アタシ大好物だよ!」



「骨て・・・」


「髭て・・・」



クライドとシックスの視線にハッとしたボニーは


「あ、そうじゃなくって

美形さんは、絶対にダークエルフだってば」


と強力に主張する。


「なんでそんなに強く言い切れるのさ?」



ボニーは、ふふんと人差し指を立て


「アタシ達ダークエルフは迫害されやすいのさ。

だからねダークエルフ間でゆるやかなコミュニティを

作って情報交換してんのさ。

どのダークエルフがどこに住んでて何をやっていて

どんなことに困ってるとかね」


「へぇーそんなコミュニティがあるんだ!基本的に内緒の

閉じられたコミュニティだな。

で、そのコミュニティ内でシリウスさんは

ダークエルフだと?」


「そうさ、"混沌者"だったから覚えてたのさ。

ちょっと前まで敵対勢力でアタシ達も何度か煮え湯を

飲まされただろう?それでね」



「ふぅん、、、大将、俺もう一回シリウスさんに

会ってくるわ」


シックスは片方の眉をピクリと上げ


「どしたい、急に」


「シリウスさんを引き抜く話は、もはやあきらめてるから

どーでも良いんだけどさ」



「よくねーよ、あきらめんなよ」



「ボニーが仕入れられるダークエルフコミュニティの

情報精度を確認したいんだ」



「情報精度?」



「そう。ダークエルフ達だけのコミュニティ、

つまり外部から容易にアクセスできない

閉じたコミュニティというのは情報源としては

すごく価値があるんだ。

でもその精度は把握しておかなきゃいけないんだよ」


「おう、元情報系にいたオメーらしい発想だな。

まぁ間違った情報があれば使えねーからな」



「使えねーってなんだよ!大将」



ぷんすか怒るボニーをまぁまぁとなだめながら


「そうじゃないんだ、精度を把握しておけば

その情報をどれくらい信用するか?活用するか?の

判断になるでしょう?

90%の精度なのに100%信じたら問題でしょ?

かといって90%の精度なのに全然活用しないのは

もったいないでしょ」



「なるほどねぇ」




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