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ボーンオブザリング 骨の帰還

イコン族の屋敷。

門の前で、ダークエルフの娘―ボニー―

が掃除をしていた。


「なんだよ、スケベイの奴

『ボヌーもたまには掃除してけれ』ってさ

アタイだって忙しいんだよ、まったくさぁー

シーノさまとイコンの屋敷に戻ってきて

出戻りで暇ってわけじゃないんだからさぁー」


ブツブツ言いながらしゃがみ込み

溜まったゴミを拾う。


しゃがみこんだボニーの上に人影が一つ。



「ボニーも帰ってきてるのか

にしても相変わらず文句が多いな」


人影を見上げるボニー。


「クライド?」


うなずきニィっと笑う骨一体。


「クライドォ!本当にクライドなのかい?

相変わらず骨だねー!!」


「久々にあって早々、骨扱いかよ

ボニーも変わらないなー、元気だったか?」



「久しぶりだよぅ」

嬉しそうにボニーは笑顔でクライドに抱きつく。



「で、シーノさま居る?」



ボニーは、パッとクライドから離れ

不機嫌そうな顔を浮かべ


「なんだよなんだよ帰って早々シーノさまかい」


「あたりめーじゃねーか、シーノさまが

帰ってきたって聞いたから俺も帰ってきたんじゃ」


ボニーはぷくっと頬を膨らませ

「なんだい、アタシと久々にあっても嬉しかない

のかい!?」



「おばーちゃーーーん、久しぶりー」

クライドは大げさに両手を広げる。



「やめろ、やめろ、おばあちゃん扱いやめろ!

150歳はエルフの世界では若いの!!」




「んだべ、ボヌーうるさいべ

掃除済んだだか?」


門の影からスケベイが顔をひょっこりと出し

ボニーに文句を言う。


「よぅスケベイ、久しぶりだな

元気だったか?」



「はりゃ!クライドさ!なんだか逞しくなった気がするべ」

驚いた表情を浮かべ、スケベイが

クライドのもとへ駆け寄る。



「え~?相変わらず骨じゃーん」

ボニーは不機嫌な表情のままだ。



「他種族には、わかんねーかもしれねーが

スケルトン同士はわかるんだべ

逞しくなってるべ!」


「まぁね、ちょっとは強くなった気がするぜ」

クライドはフフンと胸をはる。


「で、ボニー

シーノさま、いる?」



「エイト様は不在だよ」

ボニーは不機嫌なままだ。



「違うよ、シーノさまだよ

なんだよ、年齢以外にも耳までおばあちゃんかよ」



「まず、帰還の挨拶を当主であるエイト様にしなきゃ

だろー」

ボニーはずっと機嫌が悪い。



「でも、エイトさんいないんでしょ?」


「まぁね、シーノさまは自分のお部屋にいるよ

でも勝手にいっちゃダメだよ。

それよりさぁクライド、しばらくいるんでしょ?

積もる話もあるからさぁ、今夜3人でお酒でも・・・あれ?」



「何一人でブツブツ言ってるべ?」


「クライドは?」


「とっととシーノさまの部屋に行ったべ?」


「あの骨やろーーーーーー」




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