混沌の中
遅くなってすみません!!反省はしてます(今後やらないとは言ってない)。それではどうぞ
~sideライト~
ライト「オラァー!!」
斬撃の音とゴブリンの悲鳴が混ざり合い、そしてポリゴンの音が鳴ったとたん静寂が訪れた。
ライト「はぁ、はぁ、はぁ、これで一区切りか…」
そう言って持っていた二振りの刀を背中に鞘があるかのように背中に刀を回した途端、刀は粒子を出しながら消滅した。
ライト「なるほど、こんな感じで武器は収納できるのか。にしてもUWにもこんなにゴブリンっていなかったぞ。・・・いや、気にしてなかっただけか」
ライト「さて、急いでアオイ姉のいるところに行かないとな。でもその前に戦力を集めとくか。この世界が本当にUWと融合したならアレが使えるはずだ」
ライト「・・・メッセージ!」
メッセージ、UW時代に仲間との連携や交流をとるために作られたチャットや電話のようなものである。メッセージには大きく分けて二つある。一対一で行う対面メッセージ、不特定多数で行う複数メッセージである。対面のほうはプレイヤー同士の商談や周りに聞かれたくない話などの時でよく使われている。複数は主に作戦会議や会合、パーティーでの連携などで使われていた。ただ、メッセージはフレンドに登録している者にしか送れないという難点があるがとても使いやすい機能である。
ライト「頼むっ、出てくれよ・・・」
しばらく、待機音が鳴り響いた。そして・・・
ーピコン♪
ライト『!?、もしもし!』
アンナ『ライト!あんた大丈夫なの?』
ライト『アンナ!あぁ俺は大丈夫だ。アンナはカイトと一緒か?』
アンナ『えぇ、カイトもあたしも家からログインしてたからね』
ライト『そうか・・・よかった~』
アンナ『そういえば、タクトとアイラは?あと、アオイ姉さんは?』
ライト『そうだった!アオイ姉についてなんだがd』
タクト『おい!お前ら無事か!?』
アイラ『皆さん!大丈夫ですか?』
ライト『・・・どうやらみんな大丈夫そうだな』
アンナ『そうみたいね・・・。それよりライト、さっきアオイ姉さんが何とかって言ってなかったっけ?』
タクト『アオイさんに何かあったのか!?』
アイラ『アオイさんって確かライトさんのお姉さんでしたよね?』
ライト『あぁ、そのことについてなんだが・・・頼む力を貸してくれ!』
俺はアンナ達に事情を説明した。
アンナ『そんな!?アオイ姉さんが・・・』
タクト『なるほど、そういうことか・・・』
アイラ『そんな・・・』
ライト『言っておいてなんだが、今までリアルでは戦場どころか武器も持ったことのないお前らにいきなり、一緒に戦場に行ってくれなんていうのがおかしな話なのはわかってる!でも、力を貸してくれ・・・』
一同『・・・』
まぁ、それはそうだよな・・・。いきなり武器を持って敵を殺せなんて言われて、はい行きますなんて言う奴いねぇわな。
ライト『わりぃな、急にこんな話して・・・。ここからは俺ひとr』
アンナ『はぁ~、何言ってんだかこのバカは』
タクト『まったくだ、何を言い出したかと思えばやはりお前はアホだな』
うるせぇ!なんで寄ってたかって俺をディスるんだよ!?
アンナ『一緒に行くに決まってるでしょ?私だってアオイ姉さんを助けたいし、カイトだって助けに行くに満々よ?』
タクト『それにおまえのこうゆう無茶苦茶な要求もいつものことだろ?何をいまさら』
アイラ『アハハハ・・・』
ちょっと待て!いや、アンナの言葉は普通にうれしかったよ?感動したよ?だがドS眼鏡!!俺はそんな無茶苦茶な要求をしてこなかったはずだぞ!アイラもそんな微妙なリアクションやめてよ!俺が要求したことなんて一緒にダンジョンに行こう(最高難易度レイド戦を俺らだけで)とか、素材集め手伝って(高難易度クエストボスモンスター討伐×100)とか、俺と同じ強さになってほしい(ゲーム内最強プレイヤー)とかそんなもんだろ!?・・・あれ?
アンナ『とにかく!そうゆうことだから』
お前ら・・・
ライト『・・・わかった。なら改めて、頼む!力を貸してくれ!!』
一同 『了解!!』
ライト『よし、そしたら一度この前集まった駅前に集まってくれ。外見はかなり違うが地形や建物の配置は変わってないはずだ。外にはゴブリンやオークなんかもかなりいる。出会ったら迷わず殺れ。最後に・・・お前らここからは戦場だ、ゲームや遊びって概念は捨てろ!殺らなきゃ殺られる、その覚悟はしっかり持てよ、いいな!!』
一同 『了解!!』
ライト『なら、行動開始だ!!』
その言葉を最後に通話は終了し、全員行動を開始した。
ライト「さぁ、始めようか・・・俺たちの戦争を」
どうでしたか?今回は『』はメッセージでの会話をこうしました。できるだけ次回も頑張って早く書き上げるので、気長に待っててください。それでは~