第29話 伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)に対する処分は妥当か?
今年の春場所初日に、伊勢ケ浜親方が弟子の伯乃富士に暴力行為を働いたそうで、春場所は全休になる旨知らされた。
『照ノ富士、おぬしは一体、何やってんだ!』
その時は、そう思った。
場所が終わり、最近になって日本相撲協会から、伊勢ケ浜親方は『委員待遇年寄から平年寄への二階級降格』処分を受けた。
SNS等で、暴力行為の内容を読んでみた。
その結果、どう考えてみてもこの処分は不当としか思えない。
事件の内容を要約してみると、ざっとこのようになる。
伯乃富士および伊勢ケ浜部屋の力士が後援者らと会合を持った。
その席で、伯乃富士が後援会の知人女性の太腿を触った。その騒ぎが親方の耳に入った。
過去にも同様なトラブルを起こしている事から、再発を心配した親方は仕置きの必要性を考え、後援者の面前で伯乃富士の顔面を拳と平手で一発ずつ殴った。
翌営業日、親方は事の顛末を教会に報告した。
ざっと、こんな風である。
その時の様子を見ていた訳ではないので具体的には分からないのではあるが、どうも伯乃富士は酒癖が悪く、酒が入ると性癖も悪くなるようだ。親方の取った行動が良いとは言えないが、そんなに悪いとも言えないのではないだろうか。
一般人に対してなら兎も角、力士にとってはこの程度の打撃は何のダメージもないとみる。親方としては、『我が子に対する愛のムチ』であろうと思われる。
かって宮城野親方(元白鵬)が、弟子の北青鵬が弟弟子に暴力行為を働いたのを見て見ぬふりをしていたのと比べればどれだけ良い事か! むしろ、罪が大きいのは伯乃富士の方ではないか!
伯乃富士には『厳重注意』で、伊勢ケ浜親方には『二階級降格』とはどうにも納得できない。
八角理事長(元北勝海)になってから、処分、三賞授与、勝負判定に随分と不公平が目立つようになっているのが気にかかる。




