21話
数個のモンスターの石を手に入れただけで村へ戻ってきた。
フォル「ボロボロだな…」
イシス「完全に道を間違えましたね」
フォル「でも戻りたくないなぁ…意地でも攻略したくなる」
イシス「死んだら元も子もない気がしますけど…」
フォル「攻撃は強くない。ただただ耐久が高いだけだから…負ける可能性はだいぶ低いと思う。一撃で10分の1…エイドで間に合う減り方だろ?」
イシス「そうですが…」
フォル「もう少しだけやってみよう」
イシス「わかりました。一度宿で休みましょう」
フォル「そうだな…」
―
火山地帯というだけあってか温泉は見事なものだった。
入った感覚はもうほとんど一緒だ。
暖かさ、温泉の感じ。
ほのかに香る硫黄臭。
―
イシス「気持ち良いですね」
フォル「そうだな…」
イシス「どうかなさいましたか?」
フォル「いや、なんでもない」
火照るイシスの身体から眼を離す。
普段は纏めている髪を下ろすだけで色気が増す。
イシス「何か飲みますか?」
フォル「さっぱりしたものがいいかな」
―
イシス「薬が切れるとやはり暑いですね」
フォル「薬飲んでおいた方がいいんじゃないか?」
イシス「そうしたいのは山々なんですが、どうやら時間を空けないと飲めないみたいなんです」
フォル「CTあるのか…でも薬ないとキツイだろうね」
イシス「薬無いと地形ダメージがあるみたいですね。毎秒HPが1減るみたいですね」
フォル「毎秒1ダメージは意外と喰らうなぁ…」
イシス「どうしましょうか」
フォル「…村を探検するか」
イシス「そうしましょう!」




