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えっ!君誰?

俺達は村襲撃後強い勇者に襲われることもなく

安全に帰還した。


土産の捕虜をレッドスライムに与え

さっそくモンスター達のレベルを確認する。


バミデスはレベル1からレベル12へ

前から強いやつがもっと強くなったと思うと結構怖い。


スライム達はレベル1からレベル20へ上がった。


同じグループのバミテスよりスライム達の方がレベルが高いのは

強いモンスターほどレベルの上がりが遅いからだろう。


スライム達はレベルが上がり酸と火傷がより強くなった。

落とし穴に入れといたら相手は身動き出来ず死んでしまうだろう。


リザードマンのレベルは1から13になり

2匹は盾を捨てて双剣型へと変わった。


インプ達はレベルがバラバラだと困るので

最後にグループ変え調節したためレベルは全て18となっている。

幻影呪文や氷系呪文などを新しく覚えたので

今までと違う戦い方が出来る。


ゾンビは3から17と上がった。


スケルトンは1から15とレベルが上がり

ハイスケルトンへと進化した。

全ステータスが1まわり2まわり上がったため

今度は鉄の鎧を着けた敵でも倒せるだろう。


次にハウンドウルフの確認をしようと思ったら違和感があった。

何故か3頭しかいないはずなのに5頭いたのだ。

よく見てみると1頭が1つの体から3つの頭が出ている。

ケルベロスに進化したのだ。


スケルトンの進化は大きくなるだけだったが(勿論強くなってる)

ハウンドウルフは大きくなったのに加え頭が増えていたので驚きだ。


普通の狼だったのに2メートル以上のいかにも凶暴そうなモンスターに変わったのは衝撃だ。


獣が四足歩行しているのにもかかわらず人間よりも大きいため

もしかしたら1つの頭に1人ずつ食べれるかもしれない。

これは貴重な戦力だ。


他のハウンドウルフはレベルが1から18へと上がった。

ハウンドウルフはレベルアップが早いようだ。


モンスターが増えたり大きくなると問題が2つ発生する。

食料とダンジョンの狭さだ。


食料は捕ってくればいいが

ダンジョンは頑張って掘ってもらわないとだめだ。


これ以上横に広げるよりは

地下に掘った方が良いと思い

今回は地下に1種族ごとに1部屋作ることにした。


そうなるとゾンビ・スケルトン・ハウンドウルフに掘ってもらうことになるが

前から掘らせているので不満が出そうだ・・・


「バミテスって穴掘れる?」


「全然大丈夫だぜ!

でも戦闘で魔力結構消費したから

追加してくれないとこれ以上は無理だ。」


魔力は寝れば回復するしバミデスは頑張ったから入れてあげよう。

俺はバミデスに手をあて残り魔力のほとんどを注ぎ込む。


「力がみなぎるぜ!これならバリバリ働いてやるよ。」


「これが図面だ。

これを見ながら他のやつと協力して堀り進めろ。」


バミデスとゾンビ・スケルトン・ハウンドウルフが堀りに行く。


ケルベロスを狩りに行かせ

俺は前から気になっていたことを聞くため

大魔王と通信した。


「大魔王なぜダンジョンに宝を置くんだ?」


「ん~分かんね~」


「大魔王様テキトーなことおっしゃらないで下さい。

前にダンジョンに宝を置くのは

置くとモンスター達がパワーアップするからだと説明したじゃないですか。」


「そ~だっけ?」


ふざけた大魔王だ。

でも質問の答えは分かったからいいか。


「置く物は何でもいいのか?」


「何でも良いですがレアな物ほど効果が高いです。」


「分かった、ありがとう。」


「それにしてもお前急激に魔王化が進んだな。

大量虐殺でもしたのか?」


「魔王化?」


「お前自分の体見てみろ。」


特に変化はないように見えるけど・・・


念のため川へ行き顔を映してみた。


「ギャー!」


そこに映ったのはまさに魔王のような顔をしている自分の姿だった。

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