表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
根暗な空手少女あかり「男の急所を知って変われたワタシ」  作者: オレッ娘、強い女の子好き


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/8

根暗な空手少女あかり8話「堂々たる一歩 ~中学生編、クラスで男子が女子にスカートめくりするイタズラが流行る」

中学校1年生の春。

あかりのクラスで、突然変ないたずらが流行り始めた。

男子の一部が、女子のスカートを後ろからサッとめくる「スカートめくり」。

最初は1人か2人の悪ふざけだったけど、すぐに「やったら面白い!」って広がって、休み時間や廊下で被害者が続出。


女子たちは「きゃー!!」「やめてよー!」って騒ぐけど、先生にチクる子は少ない。

中学生になって、なんとなく「そんなの相手にしない」みたいな空気がある。


あかりも、最初は無関係だった。

根暗で目立たないし、いつも隅っこにいるから標的にされにくいと思ってた。


でも、ある日の休み時間。

クラスメイトの男子・たかし(クラスのお調子者)が、後ろから忍び寄ってきて――

サッ!!


あかりのスカートがめくられた。

パンツが一瞬見えて、クラス中が「わー!!」ってどよめく。


あかりの頭の中、真っ白から爆発。


(え……何……!? 今、私の……パンツ見られた……!?

 心臓が止まりそう……顔が熱い……みんな見てた……恥ずかしい……死にたい……!!

 男子トイレのときみたいに、固まっちゃう……声出ない……

 根暗な私が、こんな目に遭うなんて……

 でも、怒りが……じわじわ湧いてくる。

 道場の金的蹴り……電車の痴漢……露出狂……

 私、毎回、こんなのに遭って、蹴り飛ばしてきたのに……

 今度も……? でも、ここ学校だよ……クラスメイトだよ……

 いたずらだってわかってるけど、許せない……!!

 パンツ見られた……私の弱いところ、守れなかった……

 でも、私の蹴りで、男子の弱いところ知ってる……

 これで、反撃できるかも……?

 堂々と、止める……私、金的の女王だったのに……

 中学生になって、友達できたのに……このままじゃ、また隅っこに戻っちゃう……

 いや、違う!! ここで堂々としてみせる!!)


あかりは振り返って、たかしを睨む。

声が震えたけど、はっきり言った。

「やめて……二度としないで……」


クラスが静かになる。

たかしは「ごめんごめん、悪ふざけ!」って笑って逃げるけど、ちょっとビビった顔。


その日の放課後。

あかりは友達のはるかに相談した。

「今日、スカートめくられた……どうしたらいいかな……」


はるかはため息ついて、

「あー、それ流行ってるよね。私の友達も被害者。

 でも、先生に言うと大事になるし……みんな我慢してるよ。

 あかりちゃん、空手やってるんでしょ? なんかそれで撃退できないの?(笑)」


あかり、心の中で決意。


(はるか……相談してよかった……

 一人で抱え込まなくて済んだ……

 空手……そうだ、私の武器……

 次にやられたら、本気で金的蹴り……?

 いや、学校じゃダメかも……でも、脅しで……

 男子の弱点、知ってるって伝えて、止める……

 私、変わった。根暗だけど、強くなった……

 このいたずら、流行らせない。私の堂々たる一歩で、止めてみせる)


次の日。

またたかしが近づいてきて、めくろうとする。

あかりは素早く振り返って、低い声で。

「次やったら……金的蹴るよ。本気で。」


たかし、顔が青くなる。

「え……金的って……ココ?」

と自分の急所を指さすたかし。


あかりは小さく頷く。


するとはるかが、「あかりちゃん、空手で金的蹴り得意らしい……やばいよ……」

と補足する。


そして、じっとたかしの下半身を見つめるあかり。


たかしは思わず内またになって股間を両手でおさえてしまう。

そんな姿にあかりとはるかは思わず「ぷっw」と吹き出してしまう。


恥ずかしい恰好で笑われた事にバツを悪くしたのか、無言で顔を赤らめてどこかへ行ってしまうたかし。


その後クラスに噂が広がって、

「女子にスカートめくりすると、あかりちゃんに急所蹴り上げられるらしいよ」


スカートめくり、ピタッと減った。

特に、あかりの周りでは誰も寄りつかない。


あかりの内面(やった……私、一人で止めたかも……

 蹴らなくて済んだけど、言葉で脅せた……

 恥ずかしかったけど、堂々と言えた……

 パンツ見られたショック、まだ残ってるけど……

 これで、みんな守れたかも……

 根暗な私でも、クラスで役に立てるんだ……

 もっと、強くなって、友達増やして……

 中学校、楽しいかも)


はるかが笑って言った。

「あかりちゃん、かっこいい! 金的女王だね~!」


あかりは照れながら、胸を張った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ