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根暗な空手少女あかり「男の急所を知って変われたワタシ」  作者: オレッ娘、強い女の子好き


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7/10

根暗な空手少女あかり7話「堂々たる一歩 ~中学生編・トイレの秘密を女友達に相談~」

あかりはあの「男子トイレ丸見え事件」から3日間、頭の中がぐるぐるしていた。

授業中も、休み時間も、ふとした瞬間にあの光景がフラッシュバックする。

お〇んちんがシューって音を立てて、〇玉がぶらぶら揺れてる様子……。


(見ちゃった……あれから毎回、3階のトイレに行くのが怖い……

 でも我慢できなくなったら行かなきゃいけないし……

 私だけが知ってる秘密みたいで、誰にも言えない……

 根暗だから、こんなこと相談できる友達、いないよね……

 でも、胸の奥がモヤモヤして、夜もちょっと寝つき悪い……

 道場のみゆたちなら笑ってくれるかもだけど、学校と違うし……

 中学校で、誰か……信じられる人……)


昼休み。

あかりは意を決して、クラスで一番話しやすそうだった隣の席の女の子・はるかに声をかけた。

はるかは明るくて、誰とでもすぐ仲良くなるタイプ。でも変な噂を広げたりしない、優しそうな子だった。


「あの……はるか、ちょっと……相談してもいい……?」


はるかはお弁当を食べながら、目を丸くして、

「え、いいよいいよ! あかりちゃん、初めて話しかけてくれた~! どうしたの?」


屋上に行くわけにもいかず、廊下の隅のベンチに二人で座る。

あかりは顔を真っ赤にして、声を小さくした。


「実は……3階の女子トイレに行くとき……男子トイレの前通るじゃん……?

 あそこ……ドアないよね……?

 で、この前……男子がおしっこしてて……お〇んちんとか……金〇とか……全部見えちゃって……」


はるかは一瞬ポカンとして、それからプッと吹き出した。

でも、すぐに真剣な顔に戻って、

「あー! それね! 私も1年生のとき超びっくりした!!

 あそこの男子トイレ、古すぎてドアないんだよね~。改修工事まだだってさ。

 みんな最初はトラウマになるよ~! 私なんか、1週間くらい2階のトイレ使ってたもん(笑)」


あかり、目を丸くする。


(え……みんな知ってるの!? 私だけじゃなかったんだ……

 はるかも見てたんだ……同じようにショック受けてたんだ……

 私、変な子じゃなかった……)


はるかは続けて、クスクス笑いながら、

「でもさ、慣れるよ~。最初は『うわぁぁ!』ってなるけど、

 だんだん『あ、また見えた~』って感じになって、

 今じゃ通り抜けるときに『今日も元気だね~』って心の中で思っちゃう(笑)

 男子も気づいてる子は恥ずかしがって隠すけど、気づいてない子は堂々と……ね。

 中学校あるあるだよ~」


あかりの心の中、だんだん軽くなっていく。


(はるか……笑ってくれてる……馬鹿にしないでくれてる……

 私、こんな恥ずかしいこと、初めて誰かに話せた……

 胸のモヤモヤが、少し溶けてる……

 根暗な私でも、相談できる友達ができた……

 お〇んちん見ちゃったショックも、こうやって共有したら……

 なんか、笑えるネタに変わってきたかも……

 私、また一歩、前に出られた……)


あかりも、つられて小さく笑った。

「そっか……私だけじゃなかったんだ……

 なんか、安心した……ありがとう、はるか」


はるかはニコッと笑って、

「いいよいいよ! これで私たち、秘密の仲間だね~!

 次一緒に行こうか? 私がガードしてあげる(笑)」


その日から、あかりははるかと少しずつ話すようになった。

休み時間に一緒にトイレに行ったり、

「今日の男子トイレ、誰かいた?」って小声で笑い合ったり。


(中学校、怖いと思ってたけど……

 こんなふうに、友達ができてく……

 道場の金的蹴りで外側の敵を蹴り飛ばして、

 今は、友達と話すことで内側の恥ずかしさを蹴り飛ばしてる……

 私、ちゃんと堂々としてきてるのかも)


屋上の風が気持ちいい昼休み。

あかりは、心の中でつぶやいた。


(これからも、恥ずかしいこといっぱいあるだろうけど……

 もう、一人で抱え込まない。

 相談できる友達ができた。それが、私の新しい強さ)

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― 新着の感想 ―
コメントを失礼します。 冒頭から読んでてクスッとなりました。 なんたるトイレの秘密・・・ でも共通の話題で距離が近づいたのなら、喜ばしいですね。 あかりの心情の変化がしっかりと伝わり、共感も抱きました…
2026/04/05 08:47 退会済み
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