覚醒!ヤマタノタヌキ?!
周りにいた全ての人間が驚いた
「なんで…生きてるんだ?お前…」
啓斗達の前には先ほどまで死んだと思われていた8つの頭を持つ狸が居た
「雷に打たれて…」
「水に落ちたはずじゃ…」
「なんか8つの顔のうちふたつだけ光ってるんすけど」
水から上がってきた狸は左の顔が青、右の顔が黄色に光っていた
「キュイ‼︎キュー‼︎」
「すごく元気ですね」
「あぁ、さっきまで死にかけたやつとは思えない」
「しかも顔光ってるし」
「なんか怖いんすけど」
「まぁいいじゃねぇか生きてたんだし」
「キュイ!キュイィ!!」
狸は船の上を飛び回りはしゃいでいる
「いつにも増して元気だな」
「どうしたんですかね」
ジャババババ…
狸の左顔の青色はより一層光を増した
「へ?」
「キュイーーン!!」
ザバーン!!
狸の鳴き声と共にあたりの水が大きく動いた
「うわ!波が!」
「ハッハー!こりゃすげーな
そこの狸がやったのか!」
「敵の、技、覚える、狸、オマエ、ツヨい」
「こりゃまるでヤマタノオロチ…いやヤマタノタヌキだな!!」
「キュイィィ!」
ギュルルルル
ザババーン!
狸の力により大洪水となっていたあたり一面の水は30個ほどの大きな塊となり伶斗達一向に向けて放たれた。
「これ、まずい!」
「うわぁ!」
「最悪だよ」
「お前らずらかるぞ」
そういうとずぶ濡れになった伶斗達は風に乗り逃げようとしていた。
「一件落着ってとこですかね?」
「あぁ…そうだな」
「ところで狸ちゃんは?」
「ほんとだ、いないっすね」
「ギュイィン!」
パチパチパチ…
「おいまさかお前!」
パチン!
狸の右の顔から小さな電撃が放たれた。
「痛ってぇ!」
放たれた電撃は見事伶斗達に命中し感電した。
「俺ら逃げてる途中だろうが!」
「感電、した」
「体がうまく動かせねぇぜ」
「覚えてろよぉー!」
伶斗達は逃げるように去っていった。
「キュ…」
バタ…
「かなりお疲れのようだな」
「ほんとだ寝ちゃってる」
「違くないすか?明らかに気絶してないすか?白目むいてるし」
「狸もお疲れのようですししばらく休みますか」
「えーまた?」
「俺は蒼空に賛成だぜ
技の変化量が大きすぎて身体中の感覚がなんもねぇ」
「それじゃあしばらく移動はでき無さそうですね」
「フフ…それに関してはご安心を」
「誰だお前は!」
蒼空達の目の前には白髪にミントグリーンのメッシュを入れた爽やかそうな男が現れた。
「放浪詩人、リエール、リエール・モンテリー
あなた達、困っているようですね」
「まさか、助けてくれるんすか?!」
「まぁまぁまぁ、頑張ってくれたまえ」
「何しに来たんだよお前!」
啓斗が鋭いツッコミを入れた。
「それじゃ、See You!」
そう言うとリエールは自前の笛を吹きながら去っていった。
「なんだったんだあの人」
「まぁ放浪なんとかって言ってたし」
「おぅそこの人達!大丈夫か!
オイラのトラクター乗ってくか?」
次は蒼空達の前に小太りのおじさんが現れた。
「なんですか?結局この人も何も…へ」
「いいんですか!?乗りたい!」
「マジすかありがとうございますっす」
蒼空達一向は知らない人のトラクターに乗った。
「あんた達、随分と酷い怪我だね
最近ここら辺に殺人鬼が出たって噂があったって聞いたけどあんた達そいつらにやられたのか?」
「?……?!あ、いえ特にはで、ですよね!」
「そ、そうっすねー…」
数分ぐらい気まずい沈黙が流れた。
「そういえば私達何しに街に行くんだっけ」
「あーそりゃ目標言ってから3ヶ月ぐらい経ってるからな
無理矢理話進めるために俺がたまたま通りかかったわけだし」
「このジジイは何を言ってるんだ?」
「確か政…とある会社に用事があってですね…」
「おう、◯英社か?」
「ちょっとこの人そろそろまずくないスか?!」
「ガッハッハ!冗談だよ」
「この人になるべく話を広げない方がいいかもしれません」
「そ、そうだな」
___________1時間後__________
「到着ー」
おじさんが掠れた声で言った。
「ありがとうございます」
「助かった、おかげで俺の感覚もだいぶ戻ってきた」
「そうか、それじゃあな。
礼はいらねぇぞー」
そう言うと男はトラクターに乗って去っていった。
「あの人不思議な人だったねー」
「ですね、まぁ何はともあれ街に到着しましたし、これから政府について手掛かりを見つけていきましょう」
「あのー蒼空さん…」
政宗が指を指す。
「どうしましたか?」
「警備員が立っているんすけど、警察って政府側なんじゃ」
「え、」
蒼空の思考は一瞬停止した。
「俺たちは政府側に一目置かれてるからな
そのまま通るわけにはいかないか」
「どーする?」
「えーっと、どうしましょう。
警備員がいるってことは正門以外に監視カメラが置かれている可能性が高い、なんとか正門から突破する方法を考えなければ」
「ここは手軽だし変装とかでいいんじゃないかな」
冬華が閃いたように言った
「変装って言ったってなんもねぇじゃんか」
「そうっすよねどうするんすか?」
「んー、みんなの服装変える?」
「へ?」
蒼空の思考は再び停止した。
続く…
投稿遅れてすみません
投稿主は現在中学3年生で受験が近づいてきているのでできるだけ勉強を優先させてください
時間が空いている時はなるべく小説を書くようにするので投稿日は不定期かもしれませんがよろしくお願いします




