高等部グラウンド戦
なんとか投稿出来ました!
高等部のグラウンドに、禍々しいオーラを放つ魔方陣が中心に陣取っていた。魔方陣からは次から次へと魔物が現われ、二人の生徒がそれに対峙していた。
「ドレット!右からくるわよ!」
金髪を肩まで伸ばした女生徒が、目の前の短い黒髪をオールバックにした青年に呼びかける。
「わかってるよ!エリーゼ!」
ドレットはエリーゼに若干いらだった声で返しながら。自分よりも大きな戦槌を振り回し魔物を屠っていく。
「一体、何匹出てくりゃ気が済むんだよこいつら!」
「それはこっちが聴きたいわね・・・・おっと!」
エリーゼも学校にある訓練用のレイピアを片手で魔物の攻撃をいなしながら頭をうがっていく。
「大分中等部の方に流れちまったが大丈夫か?」
「仕方ないでしょうこっちは魔法使いがいないんだから。それにあっちはさっきの轟音を聴く限りナタリア先生がいるみたいだし大丈夫でしょ。」
お互いに背を預け戦う二人に、魔物たちは容赦なく向かってくる。段々押され気味になってきたとき、魔法による攻撃が魔物たちに向かって飛んだ。二人が振り返ると長杖を掲げた五十代半ばの男性が立っていた。
「二人とも下がっていなさい」
男はそう言うと無数の水の槍を作り、モンスターを貫いていく。
「「テロン先生!」」
二人はテロンの元へ行く。
「先ほど学園長が緊急事態宣言を出した。今ここだけではなく、学院街のいたるところで同じことが起こっておる。他の先生も、三年生もそちらにかかりきりじゃ。申し訳ないがここには、わししかこれんかった。」
申し訳なさそうに言うテロンに二人は首を振る。
「いえ、先生が来てくださって良かったです」
「そうだぜ!先生、ちょうど魔法使いが欲しいと思ってた。」
「そうか、それは良かった、二人とも下がっていなさい。こいつらを一掃するでの」
そう言うとテロンは杖を掲げ、呪文を唱えた。
「マキシマレイン」
静かに紡がれた呪文とは裏腹に効果は絶大だった。幾千の水球が豪雨の如く降り注ぎ魔物をハチの巣にしていった。その様子を見ていた二エリーゼはつぶやいた。
「さすが、戦場をたった一つの魔法で血の海に変えた人。」
テロンは魔物が死に絶えたのを確認すると、エリーゼに向き直る。
「昔の話じゃよ」
好々爺とほほ笑むその顔からは、物騒な伝説など似つかわしくないように思えた。
「さて、あの魔方陣を破壊しなくてはな」
テロンは魔方陣に近づき杖を向け、詠唱し始めた。二人は一応周りを警戒し、テロンを守るように魔方陣を背にして囲む。
「まずい!二人とも校舎に走れ!」
急にテロンの慌てた声が響き、二人は後ろを振り向き見た物は、テロンが光に包まれ消えてしまうところだった。
次回の更新は未定です。
申しわけありません。




